こんにちは、ロボット掃除機の便利さを知ってからスマートホーム化を進めているSafe Haven(プロフィール、お問い合わせ、@KEF47223925)です。
Anker Eufy 最上位モデルのロボット掃除機を使っていて「家事が一つ減って便利だなぁ」と思っていたらスゴい製品が出てきました。
世界最小級である直径約25 cmのロボット掃除機「SwitchBot K10+」
トップ画像のように、2リッターのペットボトルと並べてもわかる驚きの小ささ!
「小さいと色々性能が低いんでしょ?」と思いきや、フラッグシップモデル並の機能・性能をコンパクトサイズで実現!
SwitchBotさんから製品提供をして頂きましたので、レビューさせてもらいました。
メリット | デメリット |
---|---|
本体の直径が約25 cmで狭い場所の掃除が得意 ゴミ収集ステーションが小さいので設置しやすい 静音動作できつつパワフル吸引もできる 自動ゴミ捨て機能付き 水拭きで使い捨てお掃除シートを使える |
狭い場所を丁寧に掃除するので、掃除時間が長め ゴミ吸引と水拭きが同時にできない |
SwitchBot K10+の特徴
世界最小レベルにコンパクトなロボット掃除機
「SwitchBot K10+」の本体サイズの直径は24.8 cm。
一般的なロボット掃除機の直径が約35 cmなので、約10 cmも小さいサイズ。
海外メーカーが発売しているロボット掃除機は、海外によくある面積の広い家を想定して設計されています。
「SwitchBot K10+」は、日本人のお家事情に合わせた極小コンパクト路線。
家具に引っ掛かったり、脱出できないようになるのはできるだけ避けています。
小さなボディを活かして、部屋の隅や壁際もきちんと掃除。
使い捨て掃除シートで水拭き可能
一般的な水拭き可能なロボット掃除機は、専用モップを自分で手洗いするモデルが多いですが、「SwitchBot K10+」は使い捨てお掃除シートを使って水拭きができます。
クイックルワイパーなどのお掃除シートを、モップ取付パッドにパンパース感覚でセットすればOK。
水拭き掃除が終われば、お掃除シートをゴミ箱に捨てるだけ。
自動ゴミ捨て機能
ロボット掃除機のグレードを決める一つの目安が「自動ゴミ捨て機能」があるか無いか。
自動ゴミ捨て機能があると、自分でゴミ捨てをする必要が無いので非常に便利です。
「SwitchBot K10+」は自動ゴミ捨て機能が付いています!
本体と同じく、ゴミ収集ベースもコンパクトサイズなので家の中に設置しやすいです。
ゴミ収集ベースの容量は4Lで、最大70日間もゴミ捨てしないでOK。
掃除中の動作音が静か
一番静かなモードの動作音は45 dBと非常に静か。
50 dBを超えると、人はうるさく感じ始めるらしいです。
45 dBは同じ室内で話しをしていても、会話に支障が無いレベル。
小さなボディでも吸引力は変わらず強力
最強設定にすれば吸引力2500 Pa!
ビー玉を吸い込めます。(実際にやると故障の原因になる可能性があります)
一般的なロボット掃除機と変わらない、いやむしろ強力なぐらいのパワー。
1回の充電で最大120㎡清掃可能
本体がコンパクトなのでバッテリー容量が小さくて、長時間の掃除はできないかと思いきや、1回の充電で最大120㎡も掃除できます。
ワンルームの1人暮らしから家族が複数人いる住宅まで対応。
アプリのマルチフロア機能を使うと、複数のマップを記憶できるので2階建て住宅も安心。
SwitchBot K10+のスペック
ロボット掃除機 SwitchBot K10+ | |
---|---|
色 | ホワイト |
材料 | ABS樹脂 |
本体サイズ | 幅24.8 x 奥行24.8 x 高さ9.2 cm |
本体重量 | 約2.3 kg |
マッピング方式 | LDSレーザー |
最大吸引力 | 2500 Pa |
静音モードの動作音 | 45 dB |
ダストボックス容量 | 150 ml |
水拭き機能 | 使い捨て掃除シートを使用 |
定格電力 | 30 W |
定格電圧 | 14.4 V |
バッテリー | 3200 mAh |
通信方式 | 2.4GHz Wi-Fi、Bluetooth 4.2以上 |
対応OS | iOS 11.0以降、Android 5.0以降 |
ゴミ収集ベース | |
サイズ | 幅26.1 x 奥行21.0 x 高さ32.3 cm |
ゴミ収納容量 | 4L(約70日分) |
定格電力 | 950 W |
定格出力 | 24V 1A |
電源ケーブルの長さ | 1.5 m |
参考価格 | |
68,880円 (アクセサリーセット1年分セット) |
メーカー保証は1年間。
SwitchBot K10+の外観
SwitchBot K10+の同梱物
SwitchBot K10+ 同梱物
- 本体
- ゴミ収集ベース
- モップ取付パッド x 1
- サイドブラシ x 2
- 小型メンテナンスツール x 1
- 紙パック x 2
- フィルター x 2
- 専用お掃除シート(30枚入り) x 1
- クイックガイド
- 取扱説明書
- サポートカード
ロボット掃除機の本体
プレーンなホワイトを基調としていて、下部のラインが差し色のグレーになっています。
上面のフェイスプレートは光沢仕上げ。
クリアーのダストボックスが後部に配置されています。
サイズは直径24.8 cm・高さ9.2 cmは、本当に小っちゃく可愛らしいサイズ。
男性・女性どちらでも使いやすい中性的な印象を受けます。
マグネット式のフェイスプレートが付いています。
フェイスプレートを外すと主電源スイッチがあります。
本体上部にあるレーザーセンサーで部屋を効率的に掃除していきます。
フェイスプレートを外した状態だと、ダストボックスを持ち上げるレバーを出せます。
ダストボックスは簡単にスッと引き抜けます。
ダストボックスの容量は150 ml。
フィルターは交換式(約3ヶ月)
本体裏面にあるブラシも簡単に外せるので、メンテナンス性は良いです。
ゴミ収集ベース
ゴミ収集ベースも本体と同じくプレーンなホワイトが基調。
ブラックの前面下部にゴミ収集口、充電用接続部があります。
サイズは幅26.1 x 奥行21.0 x 高さ32.3 cmと、一般的なロボット掃除機のゴミ収集ステーションよりもコンパクト。
背面には、電源ケーブルのコード収納部があります。
電源ケーブルの長さは1.5 m。
ゴミ収集ベースのカバーは開閉することができます。
紙パック(ダストバッグ)は容量4 Lで、最大70日間分のゴミ収集に対応。
カバーを開くとモップ取付パッドがあり、無くさないような仕組み。
紙パック(ダストバッグ)を取り除くとシンプルな構造。
モップ取付パッド
ゴミ収集ベースの中にモップ取付パッドがあります。
市販の使い捨てお掃除シートも使えます。(例:クイックルワイパー)
本体裏面にモップ取付パッドをセッティングすれば、自動的に水拭きモードに切り替わります。
ホームにいるとき
ロボット掃除機本体がきちんとホームに帰れるように、前面1.5 mは空けておく必要があります。
自動ゴミ収集時の空気の流れを確保するために、側面も0.5 mは空けておく必要があります。
自動ゴミ収集時には爆音が約10秒間鳴り響くので注意。
幅27 x 奥行27 x 高さ50 cmのコンパクト空気清浄機と並ぷと、「SwitchBot K10+」の小ささがより際立ちます。
ゴミ収集ベースの高さが32.3 cmあり、上面カバーを開閉する&左右にスペースを空ける必要があるので、いわゆるロボット掃除機の「おうち」を作るのは少し難しいかも。
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SwitchBot K10+はアプリと連携可能
アプリ「SwitchBot」
- アプリ「SwitchBot」をインストール
- SwitchBotアカウントを作成
- Wi-Fi(2.4GHz)に接続
この手順で、「SwitchBot K10+」をアプリから操作できるようになります。
アプリで操作できる項目
- 吸引力の変更(600 Pa / 1100 Pa / 1600 Pa / 2500 Pa)
- 掃除したルート
- 掃除レポート
- 部屋別、エリア指定内の掃除
- カーペットモード
- マルチフロア
- スケジュール予約
- 進入禁止エリア
- 水拭き禁止エリア
- おやすみ期間
- クラウドサービス連携(Google Assistant、Amazon Alexa、IFTTT)
- 各パーツの消耗度(掃除時期、交換時期)
などを設定・確認できます。
おやすみ期間
掃除をしてゴミ収集ベースに帰還後、自動ゴミ集塵が動作する時間を指定することができます。
深夜・早朝にロボット掃除機を使うのを躊躇していた人には嬉しい機能です。
1つの時間帯だけでなく複数指定できます。
操作時のボイス変更
「SwitchBot K10+」操作時の、ボイス変更(4種類)をできるのは遊び心あるなぁと感じました。
デフォルトだと日本語(女性)になっています。
日本語(女性)・日本語(男性)・ネコちゃん・英語の順で、清掃開始と充電開始のボイスを録音してみました。
操作時のボイス
アプリ設定で音声案内音量設定を0%にすれば、ボイスを無効にすることができます。
きちんと反応・充電されているか確認するためにも、音量10%はあった方が良いと思います。
SwitchBot K10+で実際に掃除してみた
実際に使って掃除してみる
直径24.8 cmと非常にコンパクトなので、狭い所でもガンガン入って掃除します。
キャスター幅が狭いラックの下に入っていったのは少し驚きました。
進むスピードがやや遅く感じますが、隅までしっかりと丁寧に掃除しているのに感心しました。
うちの玄関の段差は約3 cmなのですが、段差検知しないでそのまま進んでいきます。
そして、段差乗り越えが2 cmまでなので戻れず、玄関でハマってしまう状態に。
アプリから玄関を進入禁止エリアに設定することで、段差を落ちないように対策しました。
段差検知のテストとして、テーブルの上に乗せて動作させてみましたが、見事にギリギリのところで落下せずキワキワの所まで掃除していました。
掃除後の汚れ具合(1LDK)
動作音・吸引力
スマホで騒音測定器というアプリをインストールして、動作音を実際に測定してみました。
簡易的ですが大まかな目安にはなると思います。
「SwitchBot K10+」から約3~5 mの距離で測定しました。
吸引力はSwitchBot社が公表している数値です。
静音モード
動作音は平均53 dB。吸引力は600 Pa。
一般的なロボット掃除機の最弱モードよりも動作音がかなり小さく、吸引力は少し落としている印象。
動作音の静かさを優先して、吸引力を落としたトレードオフ状態。
公式情報では目に見えないホコリを掃除できるとあります。
実際にホコリ・チリはきちんと掃除できていました。
標準モード
動作音は平均58 dB。吸引力は1100 Pa。
一般的なロボット掃除機の静音モードと比べて、動作音・吸引力は同等レベル。
公式情報では食べカス程度なら吸引できるとあります。
安価な扇風機の強モードぐらいの動作音で、ちょっとうるさく感じます。
パワーモード
動作音は平均63 dB。吸引力は1600 Pa。
一般的なロボット掃除機の標準モードと比べて、動作音・吸引力は同等レベル。
吸引力は申し分無し。公式情報ではペットフード程度なら吸引できるとあります。
安価なドライヤーの弱モードぐらいの動作音で、結構うるさい。
MAXモード
動作音は平均69 dB。吸引力は驚異の2500 Pa!
「キュイイィィン」というジェットタービンエンジンみたいな動作音がします。
公式情報ではビー玉を吸引できるとあります。
安価なキャニスター型の掃除機(ケーブル有り)の弱と強の中間ぐらいの動作音。普通にうるさい。
水拭きモード
動作音は平均45 dB。吸引力は不明ですが微弱に吸っています。
めちゃくちゃ静かです。寝ているときに動いていても本当に気付かないレベル。
水拭きだけでもホコリ・チリ・髪の毛・皮脂は大体掃除できていました。
足裏にもサラサラ感があるので気持ち良い。
非常に使い勝手が良い!
Anker Eufyの中級ロボット掃除機「RoboVac X8 Hybrid」と比較
ミドルクラスのロボット掃除機「Anker Eufy RoboVac X8 Hybrid」を持っているので、色々と比較してみました。
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サイズ
Anker Eufy RoboVac X8 Hybrid本体は直径34.5 cm、高さ9.7 cm、重量3.6 kg。
「SwitchBot K10+」本体は直径24.8 cm、高さ9.2 cm、重量2.3 kg。
「SwitchBot K10+」の方が二回りぐらい小さいです。
重さ2.3 kgなので片手で楽々と持てます。
動作音・掃除後の綺麗さ
Anker Eufy RoboVac X8 Hybridの動作音は、
静音モード 平均58 dB。
標準モード 平均64 dB。
ターボモード 平均70 dB。
最大モード 平均74 dB。(吸引力は2000 Paのデュアルタービン)
「SwitchBot K10+」は静音モード(600 Pa)で掃除すると、見えないレベルのホコリ・チリは吸ってくれます。
Anker Eufy RoboVac X8 Hybridは静音モード(Pa 不明)で掃除すると、見えるレベルの小さなゴミも吸ってくれます。
本体の大きさ・デュアルタービン搭載の影響もあって、Anker Eufy RoboVac X8 Hybridの方が吸引力は少しだけ強力な感じがしました。
動作音の大きさもワンランク上です。
狭い箇所・部屋の隅の掃除は、「SwitchBot K10+」の圧倒的な勝利。
Anker Eufy RoboVac X8 Hybridは、本体サイズが大きくて狭い所に入り込めません。
水拭き
「SwitchBot K10+」は水拭き専用モードがあり、平均45 dBと非常に静かな動作音です。
使い捨てのお掃除シートをモップ取付パッドにセットするだけなので、面倒さはあまり感じません。
水拭き後は、お掃除シートをゴミ箱に捨てて終わりなのですごく楽です。
「SwitchBot K10+」は使い捨てお掃除シートが真っ白なので、ベース帰還時に見ると汚れているのがハッキリ分かります。
Anker Eufy RoboVac X8 Hybridは水拭き専用モードはなく、一番静かな静音モードで使っても平均58 dBの動作音がします。
水拭き前には、給水タンクに水を補充&専用モップを濡らしてセットする面倒さがあります。
水拭き後には、給水タンクに残った水を捨て、自分でモップを洗って干す必要があるので結構面倒です。
あと、Anker Eufy RoboVac X8 Hybridは専用モップがグレーなので、どれぐらい汚れているか分かりにくい。
Anker Eufy RoboVac X8 Hybridの利点としては、吸引掃除をしながら水拭きも同時にできます。
水拭きした直後の床の感じでは、足裏のサラサラ感は同じぐらい。
お掃除シートの香りがするので「SwitchBot K10+」の方が好みです。
掃除後の手入れの面倒さ
「SwitchBot K10+」は、掃除後にゴミ収集ベースがゴミを自動で集塵してくれます。
ゴミ収集ベースは最大70日間ゴミ捨て不要。
Anker Eufy RoboVac X8 Hybridは自動ゴミ収集機能が無いので、掃除後に毎回ダストボックスのゴミを自分で捨てないといけない。
ダストボックス内のフィルターもブラシで掃除する必要があるのでそれなりに面倒。
掃除後のフィルターにはモッサモサのゴミ。
掃除時間
私の自宅の掃除面積は約22~25 ㎡。
Anker Eufy RoboVac X8 Hybridは約20分で掃除終了。
「SwitchBot K10+」は約30分で掃除終了。
両方とも水拭きをしても同じぐらいの時間です。
本体サイズが大きいと、一度通るだけでゴミを吸える範囲が少し広いです。
掃除ルート履歴を見比べても、部屋内の往復回数が「SwitchBot K10+」の方が多かったです。
「SwitchBot K10+」は、Anker Eufy RoboVac X8 Hybridが入りきれない狭い箇所も掃除しているので、単純な掃除時間の比較は難しいです。
SwitchBot K10+のレビューまとめ
メリット、長所
本体が小さいので、狭い場所に入り込んで掃除できる
動作音が静か(静音モード、水拭きモード)
使い捨てお掃除シートでの水拭き可能
自動ゴミ収集機能付きで、毎回自分でゴミを捨てなくていい
本体&自動ゴミ収集ベースが小さいので、一般的なロボット掃除機よりも設置しやすい
デメリット、弱点
狭い場所を丁寧に掃除するので、掃除時間が少し長め(直進速度も少し遅い)
ゴミ吸引と水拭きが同時にできない
掃除前、床に無駄な物を置かないようにしないといけない
常時、置いておける設置場所が必要になる
向いている人
部屋の隅、狭い場所まで床掃除をしたい
動作音が静かなロボット掃除機を探している
ロボット掃除機のゴミ捨て・水拭き用のモップ洗いを、毎回自分の手でするのを面倒に感じている
自動ゴミ収集が動作する時間を指定したい(深夜・早朝に爆音動作するのを避けたい)
SwitchBot K10+を使ってみた感想
「SwitchBot K10+」の自動ゴミ収集&使い捨てお掃除シートの組み合わせは慣れちゃうと、もう他のロボット掃除に移れないぐらい便利!
一般的なロボット掃除機と比較しても吸引力は同等で、なおかつコンパクトなので部屋の隅々まで掃除してくれるのは助かります。
水拭きモードの動作音がめちゃんこ静か。
ホコリ・チリ・髪の毛程度なら大体掃除してくれるので、水拭きモードをメインで使っています。
リモートワーク中でも気が散らないので重宝しています。
「SwitchBot K10+」本体からゴミ収集ベースに、ゴミを自動収集するときの爆音回避で時間を指定できるのは、地味だけどあると嬉しい機能。