こんにちは、これまでWebカメラを10台以上使ってきたSafe Haven(プロフィール、お問い合わせ、@KEF47223925)です。
普段リモートワークで使っている高画質Webカメラ「ロジクール BRIO 4K C1000eR」の、BRIOシリーズに末っ子「ロジクール BRIO 100」が登場。
リモライフでは安価なWebカメラに興味を持たれている読者さんが一定数いるので、どんなものかと思って購入しレビューしてみました。
この記事では、ロジクール公式サイトから画像・情報を一部引用しています。
メリット | デメリット |
---|---|
安価で1080p/30fpsの撮影が可能 値段のわりにカメラ画質が優秀 値段のわりにマイク音質が優秀 |
カメラが液晶モニターより前に飛び出す ベゼルの狭いモニターだと画面に被る 画角固定でズームができない |
フルHD解像度(1080p / 30fps) 200万画素
サイズ:幅73 x 高さ32 mm 重さ:92 g
リモートワークのWeb会議向き
色:ブラック / ホワイト
「ロジクール BRIO 100」の製品紹介
ロジクール BRIOシリーズとは?
PC周辺機器でトップクラスの知名度を誇るメーカー「ロジクール」の、オンライン会議(Web会議)に最適化されたWebカメラが「BRIOシリーズ」です。
- BRIO 4K (C1000eR / C1000s)
- BRIO 500(C940)
- BRIO 300(C700)
- BRIO 100(C660)
の4モデルが現状では発売されています。(2023年11月時点)
この記事でレビューしている「ロジクール BRIO 100」は、BRIOシリーズのエントリーモデルになります。
「ロジクール BRIO 100」の特徴
フルHD(1080p)解像度
安価なWebカメラだと、カメラの解像度が最高でもHD(1280 x 720 px)の製品があります。
「ロジクール BRIO 100」の最高設定はフルHD解像度(1920 x 1080 px)で200万画素。
HD解像度よりも高画質な撮影が可能です。
リモートワークのWeb会議を問題なく行なえます。
人物や背景が明るく映る「RightLight 2」
Webカメラの性能表に出てこない重要項目「明るく映るか?」
なかなかの値段がするWebカメラでも暗く見えてしまう製品は結構あります。
「ロジクール BRIO 100」は従来の自社製品より50%明るく映るようになりました。
高音質な内蔵マイク
「ロジクール BRIO 100」のマイクは単一指向性で、大きな声を出さなくてもクリアに集音してくれます。
フルHD解像度(1080p / 30fps) 200万画素
サイズ:幅73 x 高さ32 mm 重さ:92 g
リモートワークのWeb会議向き
色:ブラック / ホワイト
「ロジクール BRIO 100」のスペック
ロジクール BRIO 100 | |
解像度 | 1080p / 30fps 720p / 30fps |
画素数 | 200万画素(2MP) |
画角 | 58° 固定 |
ズーム機能 | なし |
オートフォーカス機能 | なし |
自動光補正 | RightLight 2 |
内蔵マイク | あり |
マイクの集音タイプ | 単一指向性 |
マイク集音範囲 | 最大1 m |
接続 | USB-A (プラグ&プレイ対応) |
ケーブル長 | 1.5 m |
カメラ本体サイズ | 幅73 x 高さ32 mm |
重さ | 92 g |
三脚対応 | なし |
プライバシーカバー | あり |
対応OS | Windows、macOS、ChromeOS |
Windows Hello | 非対応 |
カラー | グラファイト オフホワイト |
実勢価格 | 4,500円 |
「ロジクール BRIO 100」の外観
外箱は、環境に優しい紙パッケージ。
ロジクール BRIO 100 同梱物
- Webカメラ本体
- 保証書
- 保証規定
「ロジクール BRIO 100」の本体正面。
ほぼプラスチック製(再生プラスチックを多用)
「ロジクール BRIO 100」の本体側面。
「ロジクール BRIO 100」の本体裏面。
本体裏面から見るとUSBケーブルは左側から出ています。
USBケーブルの長さは実測で1.5 m。
接続はUSB-A端子。
「ロジクール BRIO 100」の本体上面。
「ロジクール BRIO 100」の本体背面。
Webカメラによくある三脚穴はありません。
「ロジクール BRIO 100」のマウントクリップを最大まで広げた状態の本体上面、本体裏面。
本体裏面には、ノートPCや液晶モニターと接触する部分に、滑り止め用のゴムが取り付けられています。
「ロジクール BRIO 100」のマウントクリップを最大まで広げた状態の本体側面。
サイズ
「ロジクール BRIO 100」の本体部分は、幅73 x 高さ32 mm。
カメラ本体部分の奥行きは26 mm。
マウントクリップを閉じた状態の奥行きは67 mm。
マウントクリップを開いた状態の奥行きは100 mm。
「ロジクール BRIO 100」を手で持つとこんな感じ。
重さ
「ロジクール BRIO 100」の重さは実測で92 g(ケーブルも含む)
「ロジクール BRIO 100」をPCに取り付け
ノートPCに取り付け
「ロジクール BRIO 100」を13インチのノートPCに取り付けて、正面から見るとこんな感じ。
「ロジクール BRIO 100」をノートPCに取り付けて、斜めから見た状態。
Webカメラ本体が液晶モニターより前に結構飛び出しています。
「ロジクール BRIO 100」をノートPCに取り付けて真横から見た状態。
液晶モニターから3 cm程度、前に飛び出ています。
ノートPCの背面はしっかり挟み込めていて、滑り止めのゴムで固定できています。
「ロジクール BRIO 100」はチルト(垂直方向)の角度調整ができます。
公式情報では発表されていませんが、30°ぐらい調整幅があります。
32インチ液晶モニターに取り付け
32インチ液晶モニター「BenQ EW3280U」に取り付けてみました。
デュアルディスプレイ環境なので、端寄りに取り付け。
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「BenQ EW3280U レビュー」便利なリモコンと高音質スピーカーの4K32インチHDR液晶モニター
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BenQ EW3280Uのような、ベゼルの狭いモニターだと画面にWebカメラが被ります。
BenQ EW3280Uのモニター本体は厚みがありますが、取り付けできました。
BenQ EW3280UでもWebカメラ本体が液晶モニターより前面に飛び出します。
「ロジクール BRIO 100」のカメラ画質
LOGI OPTIONS+
ロジクール公式サイトで画質調整できるソフトウェア「LOGI OPTIONS+」を無料ダウンロードできます。
画質調整できる項目は、
- 自動露出
- 微光補正
- ホワイトバランス
- 輝度
- コントラスト
- 彩度
- 鮮明さ(シャープ)
- アンチフリッカー
この記事では、LOGI OPTIONS+は初期状態のまま、画質チェックしていきます。
LOGI OPTIONS+をインストールしなくても、Web会議(Zoom、Google Meet、Teamsなど)で普通に使えます。
「ロジクール BRIO 100」のカメラ画質をチェック
「ロジクール BRIO 100」をノートPCに取り付けて撮影(1080p)
画角は58°固定ですが、ノートPCでの距離だとピッタリの画角。
カメラ用ライトは使っていませんが、明るさは自動補正されてちょうど良い感じ。
輪郭が少しぼんやりしていますが、LOGI OPTIONS+の画質調整である程度は対応可能。
他のWebカメラと画質比較
- 廉価ノートPC「Lenovo ThinkPad E14 Gen2」
- ロジクール C920n HD Pro(定価8,580円)
- ロジクール STREAMCAM C980(定価21,890円)
- ロジクール BRIO 4K(定価26,180円)
ノートPCは720p画質なので細かいところが荒く見え、全体的に白っぽい。
「ロジクール BRIO 100」の方が輪郭がハッキリしていて彩度が高く、良い画質に見えます。
「ロジクール BRIO 100」は、C920nとC980の間ぐらいの画質に見えます。
「ロジクール BRIO 4K」は画角が違いますが5倍デジタルズームしても、さすがの4K解像度で画質にかなりの差があります。
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「ロジクール BRIO 100」を32インチ液晶モニターに取り付け
「ロジクール BRIO 100」を、32インチ液晶モニター「BenQ EW3280U」に取付時。
Webカメラから約1 m離れて撮影。
画質自体はまあまあ良好。
ただ、画角が58°固定でズームできず、部屋の背景がガッツリ映り込んでしまいます。
一般的な24インチ液晶モニターを使っていて、Webカメラから50 cmぐらい離れた距離での撮影なら、ノートPCに近い画角になると思います。
「ロジクール BRIO 100」その他の機能
「ロジクール BRIO 100」のカメラ起動時はLEDが白く点灯します。
スライド式プライバシーシャッターで、物理的に写らないようにできます。
可動幅は固定されており、カバーが外れることはありません。
フルHD解像度(1080p / 30fps) 200万画素
サイズ:幅73 x 高さ32 mm 重さ:92 g
リモートワークのWeb会議向き
色:ブラック / ホワイト
「ロジクール BRIO 100」のマイク音質
「ロジクール BRIO 100」をLOGI OPTIONS+で録画して、音声だけ抜き出しました。(mp3、320kbpsにエンコード)
「ロジクール BRIO 100」のマイク音質
背景に流れる「サーッ」というホワイトノイズが若干気になりますが、こもり感はなく、声をしっかりと集音できています。
リモートワークのWeb会議でも問題ないでしょう。
値段を考えるとコスパの良い音質です。
他のWebカメラと音質比較
音量を揃えて、mp3(320kbps)にエンコードしてあります。
廉価ノートPC(Lenovo ThinkPad E14 Gen2)
ロジクール HD Pro Webcam C920n
ロジクール StreamCam C980(デュアルモノラル設定)
ロジクール BRIO 4K C1000eR
「廉価ノートPC」と「C920n」のマイク音質は輪郭がぼんやりとしている上に、音がこもって聞こえます。
今どきのWeb会議だと音質的には及第点以下。
「StreamCam C980」は音割れが若干するのと高音域寄りな音作りに聞こえます。
ストリーマー(動画配信者)向けの製品なので、わりと派手な音質チューニングされた印象。
「BRIO C1000eR」はBRIOシリーズ最上位モデルだけあって、頭一つ抜けたマイク音質。
リモートワークのWeb会議(ZoomやGoogle Meet)や通話(DiscordやSlack)で使うなら、「ロジクール BRIO 100」のマイク音質でも全く問題ないと思います。
今時のWeb会議ツールはノイズリダクション機能が優秀なので、細かなホワイトノイズは大体消えます。
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「ロジクール BRIO 100」のレビューまとめ
メリット、長所
安価で1080p/30fpsの撮影が可能
値段のわりにカメラ画質が優秀
値段のわりにマイク音質が優秀
デメリット、弱点
カメラが液晶モニターより前に飛び出す
ベゼルの狭いモニターだと画面に被る
画角固定でズームができない
「ロジクール BRIO 100」を使ってみての感想
「ロジクール BRIO 100」は実勢価格4,500円の値段というのを考慮すると、Webカメラの基本性能であるカメラ画質・マイク音質はなかなか良く、コスパが高いなと感じました。
価格が少し高めの「ロジクール HD Pro Webcam C920n」より好印象です。
画角58°固定でズームができないので、Webカメラから近距離(50 cm程度)での使用に最適化されています。
カメラ部分が結構前に飛び出す作りになっていて、ベゼルが薄い液晶モニターだと画面に被るのは気になりました。
「ロジクール BRIO 100」の価格帯のWebカメラは、聞いたことがない中国メーカーの製品が市場に溢れています。
個人的には名も知らぬ中国メーカーには、製品のクオリティやセキュリティに疑問があります。
安心と信頼で選ぶなら、PC周辺機器で世界トップクラスの知名度を誇る「ロジクール」はオススメのメーカーです。
フルHD解像度(1080p / 30fps) 200万画素
サイズ:幅73 x 高さ32 mm 重さ:92 g
リモートワークのWeb会議向き
色:ブラック / ホワイト