こんにちは、最近XLR接続マイクデビューをしたSafe Haven(プロフィール、お問い合わせ、@KEF47223925)です。
簡単操作で扱えるシンプルなオーディオミキサー「MaonoCaster AMC2 Neo」をレビュー。
オーバースペックになるような使わない機能を削って、初めてでもすぐ使えるカジュアルユーザー向けです。
Maonoさんから製品提供をして頂きましたので、レビューさせてもらいました。
メリット | デメリット |
---|---|
シンプル操作で簡単に扱える バッテリー内蔵 スマホとBluetooth接続可能 |
本体に指紋跡が少しつきやすい ヘッドホン端子はホワイトノイズが結構乗る |
「MaonoCaster AMC2 Neo」の特徴
Maono製品
Maonoは中国のオーディオ専門メーカー。
153カ国でグローバル展開。
USB/XLR接続のマイク、ワイヤレスマイク、オーディオインターフェース、ヘッドホンなどの製品を取り扱っています。
そんなMaonoが最近発売したオーディオミキサーが「MaonoCaster AMC2 Neo」です。
簡単に操作できるカジュアルユーザー向けのオーディオミキサー
「MaonoCaster AMC2 Neo」は簡単操作でシンプルなオーディオミキサー。
必要以上の機能が備わっていないので初めてでも苦労しない手軽さ。
スイッチ、ダイヤル、ノブ、フェーダーなど色々ありますが、慣れると簡単に操作できます。
リバーブ、ボイスチェンジ、サンプラーで遊べる
「MaonoCaster AMC2 Neo」にはリバーブ(空間音響)が6つ、ボイスチェンジが4つ、押すと録音していた音が再生されるサウンドパッド(サンプラー)が3つ用意されています。
オーディオミキサーを初めてさわる人にとっては面白い機能だと思います。
内蔵バッテリー
「MaonoCaster AMC2 Neo」はバッテリー内蔵オーディオミキサー。
USB-C端子で充電して約7時間動作可能です。
電源がない場所でもバッテリー動作で使えて便利。
もちろん内蔵バッテリーを使わず、常時USB給電で使うこともできます。
「MaonoCaster AMC2 Neo」のスペック
MaonoCaster AMC2 Neo | |
---|---|
周波数特性 | 20Hz - 20kHz |
THD | THD < 0.05% 1kHz |
ヘッドホン出力 | 20mW, 32Ω |
サンプリングレート | 48kHz /16bit |
Bluetooth バージョン | 4.2 |
バッテリー | リチウムポリマー電池 |
バッテリー容量 | 1500 mAh |
バッテリー持続時間 | 約7時間 |
ゼロ状態からの充電時間 | 約2.5時間 |
入力 | 5V / 1A |
サイズ | 幅183 x 奥行き128 x 高さ55 mm |
重さ | 354 g |
対応OS | Windows / macOS |
実勢価格 | 11,400円 |
「MaonoCaster AMC2 Neo」の外観
「MaonoCaster AMC2 Neo」の外箱。
Maonoコーポレートカラーのオレンジがかったイエローが特徴的。
同梱品
「MaonoCaster AMC2 Neo」同梱品
- MaonoCaster AMC2 Neo本体
- USBケーブル(USB-C to USB-A)
- 3.5 mmオーディオケーブル(TRSS)
- 取扱説明書(英語)
- セットアップガイド(英語)
USB-C to USB-Aケーブルは、PCとの接続、給電・バッテリー充電などに使えます。
USBケーブルの長さは100 cm。
3.5 mmオーディオケーブル(TRSS)は、3.5 mm AUX外部入力からスマホ、タブレット、電子楽器などを有線接続するときに使えます。
長さは60 cm。
「MaonoCaster AMC2 Neo」の取扱説明書(英語表記)を撮影しました。
セットアップガイドも英語表記。
「マイクゲインフェーダーを75%、ヘッドホン音量フェーダー75%から始めてみてね」
みたいなことが書かれています。
本体
「MaonoCaster AMC2 Neo」本体。
いろいろとスイッチやダイヤルがありますが1時間もさわれば覚えられます。
本体表面は光沢があるので指紋がつきやすく少し目立ちます。
本体奥側に入出力端子があります。右側から
- XLR端子(マイク用)
- 3.5 mm AUX外部入力
- 3.5mm ヘッドホン端子
- 3.5 mm 音声出力端子
- USB-C端子(PCとの接続用)
- USB-C端子(給電・バッテリー充電用)
となっています。
3.5 mmヘッドホン端子はマイクのから声をモニターできますが、ホワイトノイズが結構乗るのが少し残念。
側面から見ると手前側に向かって傾いているのがわかります。
スイッチ、フェーダー、ノブ、ダイヤルは操作しやすい形状。
本体裏面の四隅に滑り止めっぽいのがありますが、実際は軽量なのもあり結構滑ります。
電源をオンにすると全てのライティングが一瞬光ってカッコいいです。
サイズ、重さ
メジャーとデジタルノギスで実測しました。
「MaonoCaster AMC2 Neo」本体サイズは幅183 x 奥行き128 x 高さ55 mm。
「MaonoCaster AMC2 Neo」を手で持つとこんな感じ。
デジタルスケールで実測しました。
「MaonoCaster AMC2 Neo」本体の重さは354 g。
「MaonoCaster AMC2 Neo」の機能
マイクゲイン1
XLR接続したマイクの音量を調整できます。
取扱説明書によると75%ぐらいが良いらしい。
マイクのレベルメーター
マイクゲイン1の出力音量の表示。
グリーンが通常、オレンジが音割れ注意、レッドが音割れ危険。
マイクゲイン2の音量調整は反映されません。
PCへの出力音量
マイクやスマホなど接続機器から入力した音を、実際にPCへ出力するマスターボリューム。
最終的な音量を決める部分です。
PCへの出力レベルメーター
「PCへの出力音量」の表示。
マスターボリュームのダイヤルを回した時だけ光ります。
マイクのレベルメーターと同じくグリーン、オレンジ、レッドで表示されます。
(最大にしても特に音割れはしない)
ヘッドホン音量
モニターするヘッドホンの音量調整。
取扱説明書によると75%ぐらいが良いらしい。
マイクゲイン2
XLR接続したマイクの音量を調整できます。
マイクゲイン1は75%ぐらいにして、マイクゲイン2でマイク音量を調整するのが「MaonoCaster AMC2 Neo」のやり方。
AUX音量
AUX端子に接続した外部入力からの音量調整。
48V ファンタム電源
コンデンサーマイクを接続するときに使います。
ダイナミックマイクでは使いません。
Bluetooth入力
スマホやタブレットから「MaonoCaster AMC2 Neo」にBluetooth接続することで音楽やマイクの音を入力できます。
リバーブ プリセット
マイクの音に響きや反射の効果が加わり、広い場所にいるように感じられます。
- Original(デフォルト設定)
- KTV(カラオケ)
- Church(教会)
- Hall(ホール)
- Valley(渓谷)
- Room(広い部屋)
の6種類があります。
サイドチェイン
BGMが流れているときにマイクで話すと、BGMの音量を自動で下げてくれます。
Music Only
サイドチェインのスイッチを長押しするとMusic Onlyになり、BGMのボーカル部分をほぼ消してくれる機能があります。
サイドチェインと同時に使うこともできます。
ダイレクトモニター
ダイレクトモニターはモニター用のヘッドホンやイヤホンが聞こえるようになります。
ループバック
ダイレクトモニタースイッチを長押しするとループバックになり、接続しているPCの音声をオーディオミキサーに取り込むことができます。
ダイレクトモニターと同時に使うこともできます。
ピッチ プリセット(ボイスチェンジ)
ボイスチェンジャーです。
- Female(女性)
- Male(男性)
- Baby(赤ちゃん)
- Robot(ロボット)
の4種類があります。
ノイズリデューサー
周囲のノイズを抑える機能(ノイズキャンセリング)
弱・強の2段階あり。
周りが騒がしい時に使うと効果的。
サウンドパッド
各ボタンに録音したサウンドを登録することができます。(最大20秒まで)
マイク、Bluetooth入力、AUX入力からの音を録音可能。
スイッチを長押しして点滅終了後、スイッチを短く押すと録音が始まります。
再度スイッチを短く押すと録音終了。
「MaonoCaster AMC2 Neo」を実際に使ってみた
マイクをセッティング
同時に提供して頂いたUSB/XLR接続可能なマイク「Maono PD200XS」を使ってXLR接続しました。
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XLR接続はUSB接続に比べてノイズが抑えられるメリットがあります。
「MaonoCaster AMC2 Neo」は小規模なポッドキャスト配信に使うと面白いかな、と感じました。
ボイスチェンジ機能で遊んだり、音楽の曲をMusic Onlyにして「歌ってみた」がそれっぽくできます。
ボイスチェンジ機能で「もののけ姫」の乙事主をモノマネしてみました。
「MaonoCaster AMC2 Neo」のレビューまとめ
メリット、長所
シンプル操作で簡単に扱える
バッテリー内蔵
スマホとBluetooth接続可能
デメリット、弱点
本体に指紋跡が少しつきやすい
ヘッドホン端子はホワイトノイズが結構乗る
「MaonoCaster AMC2 Neo」を使ってみた感想
初めてオーディオミキサー(オーディオインターフェース)をさわりましたが、機能が絞られていて迷うことなく操作できました。
「MaonoCaster AMC2 Neo」はスペック的にカジュアルなユーザー向けに作られた製品です。
XLR接続マイクでポッドキャスト配信、YouTubeの声入れ、ボイスチャットを始めてみようかな、という人に向いていると思います。
音楽:魔王魂