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「Maono PD200XS レビュー」USB/XLR接続可能で、RGBライトが光る高音質ダイナミックマイク

2024年4月15日

こんにちは、THE FIRST TAKEに出てくる超高級マイクを見るのが好きなSafe Havenセーフヘイブンプロフィールお問い合わせ@KEF47223925)です。

USB/XLRどちらでも接続可能な高音質ダイナミックマイクMaonoマオノー PD200XS」をレビュー。

RGBライトが光るゲーミングマイク仕様。

「PD200XS」は人気モデル「PD200X」のマイクアーム付属モデルです。

Maonoさんから製品提供をして頂きましたので、レビューさせてもらいました。

メリット デメリット
USB接続でも高音質
専用ソフトで細かく音質が調整可能
ゲーミング感のあるRGBライト
周囲の環境音を拾いにくい
XLR接続だとRGBライトが光らない
XLR接続だと音が少し痩せる
モニター用ヘッドホン端子にホワイトノイズが結構乗る
created by Rinker
USB/XLRどちらでも接続可能なダイナミックマイク
USBケーブル1本の簡単接続でクリアで存在感のある高音質
RGBライトが光るゲーミングマイク
PD200Xのマイクアーム付属モデル
created by Rinker
USB/XLRどちらでも接続可能なダイナミックマイク
USBケーブル1本の簡単接続でクリアで存在感のある高音質
RGBライトが光るゲーミングマイク
ショックマウント付き マイクアームなし

「Maono PD200XS」の特徴

Maono製品

Maono 公式サイト

Maonoは中国のオーディオ専門メーカー。
153カ国でグローバル展開。

USB/XLR接続のマイク、ワイヤレスマイク、オーディオインターフェース、ヘッドホンなどの製品を取り扱っています。

そんなMaonoの人気シリーズのマイクセットが「Maono PD200XS」です。

ダイナミックマイク

「Maono PD200XS」 ダイナミックマイク

マイクには2種類あってダイナミックマイクとコンデンサーマイクがあります。

「Maono PD200XS」はダイナミックマイク。
マイク付近の音だけを拾って、周りの環境音やキーボードのタイピング音は入りにくい。

コンデンサーマイクは感度が高く繊細な音を集音できる反面、周囲の環境音も拾ってしまいます。

USB/XLR接続

「Maono PD200XS」 USB XLR 接続

「Maono PD200XS」は2種類の接続方法に対応しています。

「USB接続」はUSBケーブル1本だけで簡単接続可能。
専用ソフト「Maono Link」を使えるのでゲイン、ミュート、音質調整、RGBライトの切り替えがソフト上で操作できます。

「XLR接続」はPCと接続したオーディオインターフェースを通してXLRケーブルで接続可能。
USB接続よりもノイズが少ない高音質になります。

RGBライト

「Maono PD200XS」 RGBライト

「Maono PD200XS」はRGBで光るリングライトがあり、ライティングのパターンを8種類変更できます。

マイク本体で操作できますし、専用ソフト「Maono Link」からでも操作できます。

※XLR接続時はRGBライトは光りません

マイクアーム付属

「Maono PD200XS」 マイクアームセット

「Maono PD200XS」は「Maono PD200X」のマイクアーム付属モデル。

Maonoのマイクセットでよく使われているスタンダードなマイクアームです。

買ってすぐマイクをセッティングできるので、別途用意する必要がありません。

「Maono PD200XS」のスペック

Maono PD200XS 
マイクタイプ ダイナミックマイク
極性パターン カーディオイド指向性
接続タイプ USB-C&XLR
bit深度 / サンプルレート 24bit / 48kHz
周波数特性 40Hz - 16kHz
マイクゲイン 0 to +42dB
入力感度 USB:-10.5dBFS/Pa(MAX)
XLR:-52dBV/Pa
最大SPL >130dB SPL
USBケーブルの長さ 2.5 m
Maono Link アプリ 対応
RGBライトパターン 8種類
マイクのサイズ
(ショックマウントのリング含む)
幅95 x 高さ95 x 奥行き160 mm
マイクの重さ
(ショックマウント含む)
311 g
マイクアームの重さ
(クランプ含む)
443 g
取扱説明書 日本語(画像スキャン)
実勢価格
(Maono PD200X)
114,00円

「Maono PD200XS」の外観

「Maono PD200XS」 外箱表面

「Maono PD200XS」 外箱裏面

「Maono PD200XS」の外箱。

ポップな感じのデザイン。

Maonoのコーポレートカラーは外箱裏面のオレンジがかったイエローみたいです。

同梱品

「Maono PD200XS」 同梱品

「Maono PD200XS」同梱品

  • マイク本体(ショックマウント付属)
  • マイクアーム(クランプ含む)
  • USBケーブル
  • 取扱説明書
  • マイクアーム設置ガイド

マイク

「Maono PD200XS」マイク本体にはショックマウントが最初から付けられています。

マイク本体はアルミっぽい金属製。
ショックマウント、マイクアーム取付部分、ノブ、LEDリングなどはプラスチック製で軽量な仕上がり。

「Maono PD200XS」 マイク スポンジ

「Maono PD200XS」 スポンジ 取り外し

風防のスポンジは取り外し可能。

白いリング部分がRGBライトです。

「Maono PD200XS」 ショックマウント ゴム

ショックマウントのゴム

「Maono PD200XS」 マイクアーム 取付部分

マイクアーム取付部分

「Maono PD200XS」のマイク本体とショックマウントはゴムでつながっていて、振動や衝撃を吸収してくれます。

マイクアーム取付部分はネジを回すことで180°開きます。
実際にマイクアームで使う際には、上方向にネジ穴を向けることがほとんどだと思います。

「Maono PD200XS」 ミュートボタン ゲイン ヘッドホン ノブ

「Maono PD200XS」のマイク上部に「ゲイン調整/ヘッドホン音量調整ノブ」、「ミュートボタン」があります。

「ゲイン調整/ヘッドホン音量調整ノブ」は押すことで切り替えられます。

ノブを回すことでボリューム調節が可能。

「Maono PD200XS」 出力端子 RGBライトスイッチ

「Maono PD200XS」マイク本体の出力端子部分。

接続用のUSB-C端子、XLR端子。
自分の声をモニターできる3.5mmヘッドホン端子があります。

RGBライトスイッチもあるのですが、押しても反応しないことが多く使いづらい。
Maono Linkから操作した方がいいです。

モニター用3.5mmヘッドホン端子にホワイトノイズが結構乗るのが少し残念。

マイクアーム

「Maono PD200XS」 マイクアーム

「Maono PD200XS」付属のマイクアーム。

全体的に動きがぎこちないですが、マイクの位置合わせは大体できます。

必要最低限のマイクアームなので、マイクを頻繁に使う人は5000円以上の単体マイクアームを買うのをオススメします。

バネが外側から見えるスタンダードなマイクアーム。

「Maono PD200XS」 マイクアーム 調整ネジ

調整ネジが2箇所あります。

1つはアームの硬さ調整用で、もう1つはマイク取付フックの角度調整。

「Maono PD200XS」 マイクアーム 取付 変換アダプター

マイク取付フックの先には、5/8-3/8インチ変換ネジが取り付けられています。

この変換ネジの工作精度がイマイチ。
マイクがなかなか取り付けられず、マイク側ネジに変換ネジが合体して外すのが大変。

「Maono PD200XS」 マイクアーム クランプ

「Maono PD200XS」のクランプ部分。

デスクに挟み込んでマイクアームを固定するパーツ。

シルバー部分を回すことで受け皿が上下します。

デスクは奥行きが3cmあればしっかり取り付けられます。

デスクの厚さは約5 cmまで対応。

黒い手回しネジでマイクアームの回転・脱着を固定化できます。

「Maono PD200XS」 マイクアーム 長さ

クランプにマイクアームをセット。

マイクアームにマイクを取り付けて完成。

マイク(USB接続)

「Maono PD200XS」 USBケーブル

「Maono PD200XS」 USB-C USB-A

「Maono PD200XS」付属のUSBケーブル。

USB-C to USB-Aケーブルですが、USB-AからUSB-Cに変更できます。
マイク本体側のUSB端子はUSB-C。

ケーブルの長さは2.5 m。

PCとマイク本体側のUSB-C端子を接続するだけで完了。

PCとUSBでつなぐとRGBライトが光ります。

マイクアーム側にケーブルを隠したり固定するパーツがないので、マイクアームにケーブルを巻き付けました。

「Maono PD200XS」 USB接続 セッティング

「Maono PD200XS」をUSBケーブルで、PCと接続するとこんな感じでセッティング完了。

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マイク(XLR接続)

「MaonoCaster AMC2 NEO」 オーディオミキサー

同時に提供して頂いたオーディオミキサー「MaonoCaster AMC2 NEO」を使ってXLR接続しました。

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XLRケーブルはマイクにもオーディオミキサーにも付属していないので別途用意する必要あり。
1 m / 1.000円ぐらいで売っています。

XLRケーブルは太いし端子が大きいので存在感があります。

「Maono PD200XS」 XLR接続 セッティング

「Maono PD200XS」をXLRケーブルで接続するとこんな感じでセッティング完了。
モニター用のヘッドホンはお好みで。

注意点として、XLR接続だとマイク本体のRGBライトは光らず、ミュートボタン&ノブも使えません。

オーディオインターフェース側でミュート、ゲイン調整、ヘッドホンのモニターをする必要があります。

サイズ、重さ

「Maono PD200XS」マイク本体 サイズ

「Maono PD200XS」マイク本体 奥行き

デジタルノギスで実測しました。

マイク(ショックマウントのリング含む)のサイズは、幅95 x 高さ95 x 奥行き160 mm。

「Maono PD200XS」 マイクアーム 長さ 

メジャーで実測しました。

マイクアームの長さは約35 cm x 2。

「Maono PD200XS」マイク本体 重さ

デジタルスケールで実測しました。

マイク(ショックマウント含む)の重さは311 g。

「Maono PD200XS」マイクアーム 重さ

「Maono PD200XS」クランプ 重さ

マイクアームの重さは326 g。

クランプの重さは117 g。

取扱説明書

「Maono PD200XS」取扱説明書「Maono PD200XS」の取扱説明書は英語、日本語、中国語で表記されていました。

日本語ページを全部スキャンしたので載せておきます。

パッケージ内容、製品概要
製品紹介、製品特徴、製品仕様
製品の取り付けと使用
パソコンに接続、オーディオインターフェースに接続
ボタン機能
Windowsでの設定、マイクレベル設定
macOSでの設定、Maono Linkガイド、基本モード(Basic)
プロモード

「Maono PD200XS」を実際に使ってみた

Maono Link

Maono Link ダウンロード「Maono PD200XS」は専用ソフト「Maono Link」をインストールすることで性能をフルに発揮できます。

Maono LinkはWindows、macOS、Android版があります。
(XLR接続では使えません)

Maonoアカウントを作成してダウンロード。

Windows版で説明していきます。

Maono Link 画面

Maono Linkの初期画面。

まずは画面右上の歯車アイコンからファームウェアのアップデートをします。

アップデート後にPCを再起動。

Maono Link最新版の画面。

UIが少し変わりました。

「Maono PD200XS」マイク本体 ミュート状態 赤色

Muteボタンを押すとマイクがミュート状態(消音)になります。

ミュート時はマイク本体のLEDが赤色に光ります。

「Maono PD200XS」マイク本体 ゲイン調整 緑色

マイクのゲイン調整(感度)のスライダー。

調整中はマイク本体のLEDが緑色に光ります。
最低値・最大値までいくと点滅します。

うちの環境では80程度で十分な音量をとれました。

ゲイン調整はレベルメーターを見ながらできます。

「Maono PD200XS」マイク本体 ヘッドホン音量調整 青色

マイク本体にあるヘッドホン端子の音量調整スライダー。

調整中はマイク本体のLEDが青色に光ります。
最低値・最大値までいくと点滅します。

音質調整プリセットが4つあります。

Deep・・・低音域を活かした深みのある感じの音質。

Original・・・初期設定。クリアでバランスの良い音質。

Natural・・・低音域を少しカットした、あっさりした音質。

Legacy・・・音を少し歪ませて厚みがある音質。

RGBライト調整では、ライトのオン・オフ。

明るさの調整、色の変更ができます。

「Maono PD200XS」RGBライト レインボー

「Maono PD200XS」RGBライティング

「Maono PD200XS」のRGBライトカラーは動的なレインボーが1色、固定色が7色。

動きのあるレインボーはゲーミングデバイスっぽい雰囲気が出せます。

Advancedを押すことで、細かい音質調整が可能になります。

最大7バンドのイコライザー、リミッター、コンプレッサー、ノイズキャンセレーションなど。

USB接続時のマイク音質

「Maono PD200XS」をUSB接続して、Maono Linkの各プリセットのマイク音質を録音してみました。

イヤホンやヘッドホンで聴くと違いがわかりやすいです。

Original(デフォルト)

Deep

Natural

Legacy

Original:キーボードをタイピングしながら録音

「Maono PD200XS」はUSB接続でもかなりクリアなマイク音質。
高級ダイナミックマイクに近い雰囲気がある。(ちょっとSHUREっぽい)

Maono Linkのトーン変更は違いが結構感じられました。
でも実際に使うのはOriginal(デフォルト)に落ち着きそうな感じ。

メカニカルキーボードをタイピングしながら話しても、声をきちんと聞き取れます。

XLR接続時のマイク音質

「Maono PD200XS」をオーディオミキサー「MaonoCaster AMC2 NEO」に通して、XLR接続のマイク音質を録音してみました。

XLR接続

XLR接続:キーボードをタイピングしながら録音

USB接続時よりもホワイトノイズは少し減りました。
意外にも低音域の成分が減って、音が少し痩せて聞こえます。

ノイズが少ないので、オーディオインターフェース側で音質調整すると合うかもしれません。

キーボードのタイピング時の聞こえ方はUSB接続時と同じ印象。

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USB/XLRどちらでも接続可能なダイナミックマイク
USBケーブル1本の簡単接続でクリアで存在感のある高音質
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ショックマウント付き マイクアームなし

「Maono PD200XS(USB)」と「Blue Yeti」を音質比較

「Blue Yeti」 USB マイク

高音質で有名なUSB接続コンデンサー型マイク「Blue Yeti」と「Maono PD200XS」を音質比較してみました。

Yetiとの距離は約80 cm。
Maono PDS200XSとの距離は約20 cm。

Blue Yetiのマイク音質

標準

キーボードをタイピングしながら録音

「Maono PD200XS(USB)」のマイク音質

Original(デフォルト)

Original:キーボードをタイピングしながら録音

比較まとめ

Blue Yetiはコンデンサーマイクなので周囲の環境音をかなり拾います。

ほぼ無音の換気ファンの音や、部屋の反響音も拾っていました。
キーボードのタイピング音はうるさいレベル。
ただ、声もしっかり録れているので実際の肉声により近く感じたのはBlue Yetiでした。

「Maono PD200XS」はダイナミックマイクなので周囲の環境音は拾いにくい。
音質はフラットでニュートラル。
USB接続でもノイズはほとんどなくクリア。

キーボードのタイピングしながらでもそれほど音を拾っていません。

まとめると、めちゃくちゃ静かな環境なら「Blue Yeti」、環境音が聞こえるなら「Maono PD200XS」が良いと思います。

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独特なビジュアルの高音質コンデンサーマイク
Blue Yetiシリーズのスタンダードモデル
安価なマイクとは一線を画すサウンドクオリティー

「Maono PD200XS」のレビューまとめ

メリット、長所

 USB接続でも高音質

 専用ソフトで細かく音質が調整可能

 ゲーミング感のあるRGBライト

 周囲の環境音を拾いにくい

デメリット、弱点

XLR接続だとRGBライトが光らない

XLR接続だと音が少し痩せる

モニター用ヘッドホン端子にホワイトノイズが結構乗る

「Maono PD200XS」を使ってみた感想

Maono PD200XS」は「Maono PD200X」のマイクアーム付属モデル。

USB/XLR接続どちらも可能なダイナミックマイクですが、個人的にはUSB接続の音質のほうが低音域をしっかり録れていて好みでした。

普段はコンデンサーマイクのBlue Yeti Xを使っていますが、周りの環境音の拾い方が全然違ったのでダイナミックマイクも良いなぁと思いました。

専用ソフト「Maono Link」で手軽に音質調整できるのはGood。

RGBライトが光るゲーミングマイク仕様。

USBケーブル1本で簡単接続の高音質ダイナミックマイクが約10,000円ってのはコスパが良いですね。(PD200X)

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USB/XLRどちらでも接続可能なダイナミックマイク
USBケーブル1本の簡単接続でクリアで存在感のある高音質
RGBライトが光るゲーミングマイク
PD200Xのマイクアーム付属モデル
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USB/XLRどちらでも接続可能なダイナミックマイク
USBケーブル1本の簡単接続でクリアで存在感のある高音質
RGBライトが光るゲーミングマイク
ショックマウント付き マイクアームなし