Microsoft Teamsは世界トップクラスのシェアを誇るグループウェア。
シンプルなユーザーインターフェイスで万人向けな作りになっています。
Zoom、Google Meet、SkypeなどのWeb会議ツールと同様の機能もあり、テレワークでもよく使われています。
Teams無料版にあるWeb会議ツール部分に絞って、基本的なことを説明していきたいと思います。
テレワーク用にロジクール社のWebカメラを持っているのですが、他メーカーから良いWebカメラが次々に発売されるのを見て、買い換えるか悩み中。

Teams(PCデスクトップ版)とは?
Microsoft Teamsは、Microsoft社が提供するグループウェアで、その中の機能にWeb会議があります。
Web会議をわかりやすく説明すると、ビジネス用途のビデオ会議です。
最近ではテレワークによく使われています。
Teamsは競合する他サービスよりも高いセキュリティが評価され、大手企業・公的機関などで採用されている実績があります。
ちなみに公式情報では「チームス」ではなく「チームズ」と呼びます。
Teamsには無料版と有料版(Office365に含まれる)があり、無料版はいろいろと機能が制限されています。
例えば、無料版は1会議につき60分まで。有料版は1会議につき24時間までです。
さらにTeamsは有料版では豊富な追加アプリ(Apps)が用意されており、有料版でこそ実力を発揮できるサービスとなっています。
PC(デスクトップ版)、PC(ブラウザ版)、iPhoneアプリ版、Androidアプリ版などプラットフォーム別に用意されています。
Microsoftアカウントの作成
TeamsにMicrosoftアカウントは必須
Teamsを利用するにはMicrosoftアカウントが必要になります。
アカウントの作成手順を説明します。
最初に、Microsoftアカウント公式サイトに行きます。
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Microsoft account
signup.live.com
Microsoftアカウントの作成手順
アカウントに登録するためのメールアドレスを入力します。
Yahoo!メールやGmailなどのフリーメールでも登録できます。
入力後「次へ」をクリック。
パスワードを入力します。
「8文字以上、かつ、大文字・小文字・数字・記号のうち2種類以上を半角英数で用いる」と、少し特殊な条件なので注意。
入力後「次へ」をクリック。
名前を入力します。
本名でなくても大丈夫ですが、ビジネスでやり取りする場合は相手にわかるような名前を記入する必要があります。
※後から変更可能です。
入力後「次へ」をクリック。
生年月日を入力します。
入力後「次へ」をクリック。
メールアドレス、パスワード、名前、生年月日を入力後、登録したメールアドレスに確認用メールが送られてきます。
そのメール本文内に書かれている、ランダムなコード4桁を控えてください。
この画像の場合は「8381」がコードに当たります。
ウインドウ内にある「コードの入力」欄にコード4桁を入力した後「次へ」をクリック。
チェックボックスはチェックしなくても大丈夫です。
簡単な画像認証システムで、コンピューターか人間なのかのテストが入ります。
この場合は、「矢印」をクリックして水平に動物を配置するとクリアになります。
最後に「完了」をクリック。
セキュリティ情報の確認画面。
「問題ありません」をクリック。
※後からでも設定できます。
スマートフォンを使用して、Microsoftアカウントにサインインするための、スマホアプリを入手するかの確認画面。
「キャンセル」をクリック。
※後からでも設定できます。
これでMicrosoftアカウントの作成が完了しました。
Teams(PCデスクトップ版)のダウンロード、サインイン
Teams(PCデスクトップ版)のダウンロード
MicrosoftのTeams公式サイトから、Teams(PCデスクトップ版)をダウンロードします。
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Microsoft Teams デスクトップとモバイルのアプリをダウンロード | Microsoft Teams
デスクトップとモバイルのための Microsoft Teams をダウンロードしましょう。Windows、Mac、iOS、Android のどのデバイスでもつながることができます。Microsoft ...
www.microsoft.com
「デスクトップ版をダウンロード」をクリック。
「Teamsをダウンロード」をクリック。
Teams(PCデスクトップ版)をダウンロードできました。
続いて、実行していきます。
ダウンロードしたファイルを実行するとサインイン画面に移動します。
インストールはサインインをしている間に自動的に進んでいきます。
Microsoftアカウントにサインイン
記事冒頭で作成したMicrosoftアカウントを使ってサインイン(ログイン)していきます。
登録したメールアドレスを入力。
「次へ」をクリック。
登録したパスワードを入力。
「サインイン」をクリック。
Teams(PCデスクトップ版)を使うには、基本的にSMSでの認証が必要になってきます。
お持ちの携帯電話の電話番号を入力。
「次へ」をクリック。
携帯電話のSMSに、6桁のコードが送られてきます。
そのコードを入力。
「次へ」をクリック。
最終確認として、登録したパスワードを再度入力。
「次へ」をクリック。
Teams(PCデスクトップ版)が使えるようになりました!
Teams(PCデスクトップ版)が使えるようになると、デスクトップにMicrosoft Teamsのショートカットアイコンが作成されます。
チームの作成、チームに誘う
Teamsでは3段階のグループ作成ができます。
会社名にあたる「組織」、会社内の部署にあたる「チーム」、部署内にある小さなチーム「チャネル」。
Teamsでよく使われる「チーム」の作成を説明したいと思います。
Teamsメイン画面から「チーム」を選び「チームを作成」をクリック。
「チームを作成」にはテンプレートがいろいろありますが、一般的な「最初から」をクリック。
許可制でメンバーを追加できる「プライベート」をクリック。
参加するにはユーザーにアクセス許可が必要です。
「チーム名」と「説明」を入力します。
チームに参加したメンバーにわかりやすいものがいいです。
続いて、チームにメンバーを追加ができます。
一般的には参加させたいメンバーのメールアドレスを入力することでチームに誘えます。
※後からでも追加可能です。
これでチーム作成完了!
これで「リモライフ」チームが作成できました。
Web会議の始め方(自分がホストの場合)
会議を始める(自分がホストの場合)
Teamsメイン画面から「会議」をクリック。
次に「今すぐ会議」をクリック。
「会議の準備」画面が出ます。
マイクの音量、背景フィルター(バーチャル背景)を設定変更可能。
「今すぐ参加」をクリックすると会議部屋を作成することができます。
背景フィルター(バーチャル背景)
「背景フィルター」をクリックすると、ウインドウ右側に背景一覧が表示されます。
背景フィルターとは、カメラに写っている人以外を透かして、好きな背景へと擬似的に見た目を変えることができる機能です。
Web会議で使う部屋が散らかっていたり、生活感があってあまり会議にふさわしくないなと思ったら使ってみましょう。
また「背景をぼかす」を選ぶと、自分がいる部屋の背景だけをぼかすこともできます。
Teamsで用意されたものだけでなく、自分で用意した画像を背景に指定することも可能です。
会議に相手を招待する方法
「会議の準備」画面で「今すぐ参加」をクリックすると、会議相手を招待するウインドウが表示されます。
「①会議のリンクをコピー」は、招待リンクURLをクリップボードにコピーできます。
Slack、Chatworkなどビジネスチャットツールや、メールに貼り付けて相手を会議に招待することができます。
よく使われる一般的な方法です。
「②参加者を追加」は、自分と同じチーム内にいる参加者を会議に招待することができます。
「③規定のメールによる共有」は、パソコンで規定になっているメーラーソフトが起動し、メールで相手を会議に招待することができます。
Teams会議メイン画面の説明
「会議メイン画面」ウインドウ。
「会議メイン画面」右上部分にある重要なアイコンを説明していきます。
「カメラアイコン」はカメラのON・OFF。
「マイクアイコン」はマイクのON・OFF。(ミュート)
会議中に一時離席する時に、マイクやカメラのON・OFFを使いましょう。
「退出アイコン」は会議から退出します。
会議が終わるまでは基本的にクリックしない方がいいでしょう。
会議チャット
「会話の表示アイコン(会議チャット)」をクリックすると会議チャットウインドウが表示されます。
「新しいメッセージの入力」に文字入力してENTERキーを押すことで、テキストを会議相手に送ることができます。
「クリップアイコン」はファイルの添付で、PC内のデータを会議相手に送ることができます。
会議資料や画像を送る際には必須です。
Web会議ツールとして珍しい機能としては、GIF動画やステッカーを会議相手に送ることができます。
デバイスの設定(使用するマイク・スピーカーを指定)
「①その他の操作」から、色々な機能を呼び出せます。
「②デバイスの設定」をクリック。
追加でマイクやヘッドセットを接続していて、そのデバイスを使用したい場合はこちらから変更する必要があります。
※「会議の準備」画面でも変更可能です
画面の共有
「①コンテンツを共有」をクリックして「②画面の共有」を選ぶと、自分のパソコン画面を会議相手に見せることができます。
画面の共有画面は、デスクトップ(ディスプレイに映っている画面そのまま)、ウインドウ(指定したプログラムの画面だけ)を指定することができます。
簡単な共有は、ウインドウではなくデスクトップを共有することです。
ホワイトボード機能
「①コンテンツを共有」をクリックして「②ホワイトボード」を選ぶとTeams純正ホワイトボードが起動します。
Teams純正ホワイトボード機能では、会議相手とリアルタイムに編集することができます。
(会議相手が編集できないようにも設定できます)
- ペンをフリーハンドで書く
- 消しゴム
- テキストボックスに文字入力
- いろいろな図形を配置
- 付箋紙を貼る
などの表現が可能です。
設定から「画像をエクスポート」を選ぶと、png画像を保存することもできます。
Web会議の始め方(会議に参加する場合)
メール・LINE・ビジネスチャットツールなどで、Skypeからの招待リンクURLをクリックした場合を説明します。
例として、Slackで送られてきた招待リンクURLをクリックすると、
インターネットブラウザが起動「どの方法でTeams会議に参加しますか?」ウインドウが表示されます。
Teams(PCデスクトップ版)で起動したい場合は「Teamsアプリを開く」を選ぶと、Teams(PCデスクトップ版)で会議に参加することができます。
まとめ
Teams(PCデスクトップ版)まとめ
- ユーザーインターフェイスはシンプルで簡単に会議・チャットができる
- MicrosoftアカウントをTeamsへ紐付けるのに基本的にSMSが必要なのが面倒
- TeamsのWeb会議ツール部分は有料版でこそ実力を発揮できる
Teams無料版のWeb会議では、Zoom・Google Meet・Skypeなどと比べて突出した部分はないですが、有料版になると制限がなくなり真の実力を発揮します。
Microsoft Officeと強力な連携ができたり、豊富な追加アプリがあったりと、かなり強力なグループウェアになります。
MicrosoftのSkype for businessが2021年7月末でサービス終了するので、MicrosoftとしてはSkype for businessユーザーはTeams有料版(Office365)に移行をしてもらいたいようです。
「Microsoft Teams(スマホアプリ版)での会議のやり方」はこちらからどうぞ。
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Teams(スマホアプリ版)での会議のやり方
液晶ディスプレイに引き続いてデスクトップPCを購入してしまった、ひきこもりライター流浪の民です。 いろいろ買いすぎだろ!って突っ込み待ってます! 一通り整備ができたら、またご紹介しますね! この記事で ...