東プレ REALFORCE A R2A-JP4-BKを使っているんですが、キーキャップが墨色印字で見づらかったので「R3 カラーキーキャップセット ホワイト(M0373J)129キー」に交換しました。
しばらく使ってみたのでレビューします。
東プレ リアルフォースのことをすでに知っている人は、目次3:東プレ REALFORCE A R2A-JP4-BK を使っています から読むのをオススメします。
この記事では、東プレ公式サイトから画像・情報を一部引用させてもらっています。

東プレ リアルフォースとは
日本製 高級キーボードの最高峰
日本メーカーの東プレが発売しているPC向けプレミアムキーボード「リアルフォース(REALFORCE)」
近年、日本でもe-Sportsが盛り上がってきていてPCゲーミングデバイスは価格高騰し、ゲーミングキーボードで2万円を超える製品は珍しくなくなりました。
ですが一般的な用途(仕事・作業・プライベートなど)向けのPCキーボードで、2万円を超えるものはほとんど無いです。
一般用途向けのリアルフォースは新品価格だと2万円以上が相場なので高級キーボード(プレミアムキーボード)のカテゴリに入ってきます。
なぜそんなに高価なのかと言うと、一番の理由としては「静電容量無接点方式」を採用しているのが大きいです。
使っている部品点数が多く、部品単価も高いので高価格になってしまう。
この静電容量無接点方式を採用しているPCキーボードは市場にあまり出回っておらず、世界的にもレアな存在。
キーキャップ(キートップ)とは
PCキーボードのキー上面(文字・数字・記号が刻印されている)の部品を「キーキャップ」と呼びます。
別名「キートップ」とも呼ばれますが、厳密に言うとキートップはキーキャップの上面(刻印されている面)だけを指します。
英語ではKeycapsと表記されます。
リアルフォースのキーキャップの印字には2つ方式があって、
- 昇華印刷(10年以上使っても刻印が消えにくい。キートップは少しザラザラした感触)
- レーザー印刷(数年使うと刻印が薄れてくる。キートップは少しツルツルとした感触)
の2種類があります。
触り心地は、昇華印刷の方が私好みです。
東プレ REALFORCE A R2A-JP4-BK を使っています
黒、日本語配列、かな無し、テンキー付、ALL45g、非静音、APC、有線

リアルフォース 第2世代(R2A-JP4-BK)
私の使っているREALFORCE A R2A-JP4-BKは、ブラック・日本語配列・かな表記なし・フルサイズ(テンキー付き)・キーの重さ45g・非静音・APC対応・有線(ケーブルあり)
東プレ リアルフォースは非常に豊富なラインナップが揃っています。
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第2世代(R2)は気に入っている
無駄な余白が無く、シャープなデザイン

リアルフォース 第3世代(R3)

リアルフォース 第2世代(R2)
リアルフォースは2022年に第3世代(R3)が発売されました。
ちなみに第2世代(R2)は2017年発売。初代は2001年ごろ発売。
第3世代(R3)で大きく進化した点としては「ハイブリッド接続対応(無線接続可:Bluetooth)」になったこと。
第2世代(R2)までの、太く存在感のあるUSBケーブルが要らなくなったのを歓迎する人は多いです。
しかし、バッテリーやBluetooth送信機を搭載させるためなのか、キーボード本体の外枠に余白が太くて隅が曲線になり、ぼんやりとした緩い印象のデザインになってしまった。
これには一部のリアルフォース ファンがブーイング。
R2のキーボード外枠の余白が細く、角張ったシャープなデザインが好きなファンは一定数いて、無線対応モデルが欲しいけど見た目が好みじゃない人は、有線モデルを使い続けている人が一定数いるようです。
ちなみに私もそのうちの一人。
R2のデザインで無線対応モデルを発売して欲しい。
打鍵感がとにかく気持ち良い
リアルフォースが採用している静電容量無接点方式は打鍵感(キータッチ)が独特。
キーを押下すると、若干のモチッとした弾力性(抵抗)を感じつつ、スッと沈み込んでいく。
擬音で例えるとスコスコスコといった感じ。
東プレ リアルフォース公式サイトではフェザータッチと銘打たれています。
PCキーボードの他にある構造方式(メンブレン、メカニカル、パンタグラフ)と比べると、独特なキータッチ感覚を味わえます。
リアルフォースの打鍵感にハマるとタイピングが気持ち良く感じ、肉体的疲労やストレスを感じにくいです。※個人的感想
私はリアルフォースの中毒性あるキータッチに慣れてしまって、他のPCキーボードでタイピングすると疲れやすい体になってしまいました。
APC機能は用途に合わせて選ぶ
リアルフォース第2世代(R2)から搭載されたAPC(アクチュエーション ポイント チェンジャー)機能は、キーを押して実際にPCへ入力される認識位置の深さを変更可能。
リアルフォースのキーストローク(キーを押し込める深さ)は4mm。
通常だと、キーを一番押し込んだところでキー入力を認識する。
その認識するストロークポイントを、1.5mm / 2.2mm / 3.0mmの深さで変えられるのがAPC機能。(R3だと0.8mmも選択可能)
浅めの1.5mmに設定してると、キーを少し押しただけで入力される。
レスポンスが非常にいいので、0.1秒単位の反応を求められるPCゲーム(特にFPSゲームや音ゲー)に向いている。
逆に普段時のタイピングで1.5mmにしていると、キレが良すぎてミスタッチが増えるので2.2mmに設定しています。
APC機能は無くても気持ち良くタイピングできるので、予算を少しでもケチりたい人はAPC非搭載モデルを買うのもアリ。
第3世代(R3、R3S)は好みじゃない

リアルフォース 第3世代 有線モデル(R3S)
前述したようにリアルフォース第3世代(R3)は無線対応になって良きなんだけど、いかんせんデザインがいまいち。
リアルフォース第3世代の有線接続モデル(R3S)は、ぱっと見はリアルフォース第2世代(R2)と同じ外観。
しかし、キーキャップの刻印はレーザー印刷のモデルしか存在せず(2023年3月時点)、数年使っていると刻印が薄れゆく運命。
しかも第3世代(R3 / R3S)は全て かな表記あり なので、時代が古い印象を受ける。※Mac向けはかな表記なし」
私の使っているREALFORCE A R2A-JP4-BKは、今となっては貴重な かな表記なしモデル。
リアルフォースのキーキャップ「墨色印字」はかなり見づらい
キーキャップの黒地に墨色印字は見づらい

リアルフォース 第2世代 R2A-JP4-BK(APCあり)
私が使っているリアルフォース R2A-JP4-BKはキーキャップの印字が墨色。
タッチタイピングは大体できるんですが、一部の記号キーは苦手で目視してタイピングしています。
その目視しようとした時に墨色印字はかなり見にくい。
特に夜間、デスクライトだけでタイピングする時にほとんど見えない。
リアルフォースやHHKBの墨色印字モデルは、基本的にタッチタイピングが全キー対応できる人向けの製品という位置付けなんでしょう。
東プレ「無刻印はやり過ぎだから、補助としてひっそり墨色印字しておくね。」って感じでしょうか。
PCデスク環境の写真撮影時には、無刻印キーボードみたいに映って玄人っぽさがあり、その点では好きなんですけどね。
かな表記なし なのはシンプル&スタイリッシュで良い。
刻印が消えにくい昇華印刷なのもポイントが高い。

リアルフォース 第2世代 R2-JP4-BK(APCなし)
リアルフォース 第2世代(R2)で、APC機能が無いモデルREALFORCE / R2-JP4-BKなんかは黒地に見やすい刻印がされていました。
でも悲しいかな、レーザー印刷なのよね…。
ケーブルは工夫して、目立たないようカモフラージュ
PCデスクにDIYでシールを貼った時の端材で、リアルフォースの太い黒ケーブルが目立たないように巻き付けました。
少し違和感はあるけど、何もしないよりはケーブルの存在感は明らかに減りました。
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「R3 カラーキーキャップセット」ホワイト 129キー を購入
前置きがすごーい長くなりましたが、R3 カラーキーキャップセット ホワイト 129キーを買いました。
購入ポイント
- キーキャップの刻印を見やすくする
- 昇華印刷で10年使っても消えにくい刻印&若干ザラザラとした手触り
- かな表記なし でスマートにする
- ブラック&ホワイトでパンダ仕様にする
このあたりが買った理由です。
キーキャップだけで値段が1万円以上!
しかし、リアルフォース好きだと買ってしまう価格。
東プレの販売戦略、恐るべし。
R3 カラーキーキャップセットの同梱物はキーキャップ129キー、取扱説明書(保証書)、キープラー(キーを抜き抜く道具)。
リアルフォース キーキャップ交換方法
交換したいキーキャップにキープラーをセットして、少し力を入れて真上に引っこ抜くとキーが外れます。
スペースキーが難所。
最後にスペースキーを外す前提で、片方にキープラーをセットして、もう片方を指で上げると外せます。
中央に小さなバネがあるので無くさないように。
「R3 カラーキーキャップセット」に交換レビュー
キーキャップの刻印がすごい見やすくなった
白色キーキャップに黒色の刻印はコントラスト抜群でハッキリ視認できます。
夜間のデスクライトだけでの作業時でも余裕で見えます。
キーキャップの刻印が見えづらい問題は無事に解消されました。
かな表記なし なので余白が感じられスッキリしている。
R3 カラーキーキャップセットは昇華印刷なので耐久性もバッチリ。
実はリアルフォース R3 / R3Sは、Mac向けモデルをのぞいて全て かな表記あり。
Windowsでリアルフォース R3 / R3Sを かな表記なし で使いたいなら、R3 カラーキーキャップセットに交換するしかない。
R2にはR2対応カラーキーキャップセットもあるんだけど かな表記あり な上、ホワイトカラーが無かったのでやめました。
一部のキーは交換できない
事前に調べて分かっていたことですがREALFORCE A R2A-JP4-BKだと、スペースキー・Windowsキー・FNキーは大きさが違い交換出来ませんでした。
- スペースキーは、R2よりR3のほうが幅が狭い。
- Windowsキー・FNキーは、R2よりR3のほうが幅が大きい。
今回紹介した東プレのR3 カラーキーキャップセットは日本語配列用なので、英字配列キーボードだと更に交換できないキーが増えます。(エンターキー、シフトキー、バックスペースキー等)
なお2022年3月時点では、東プレのR3 カラーキーキャップセット(英字配列用)の製品は発売されていません。
レビューまとめ:自分好みのリアルフォースにカスタムできる
メリット、長所
自分好みの見た目にカスタムできる
かな表記なし になる
刻印が耐久性の高い昇華印刷になる
墨色印字からの交換だと、キートップの刻印がすごく見やすくなる。(タイピングミスが減る)
R2(第2世代)でも、ほとんどのキーキャップは交換可能
R1(第1世代)でも、大体のキーキャップは交換できそう(推測)
HHKBにも互換性あり
デメリット、弱点
値段が高い
R3 / R3S 以外だと交換できないキーキャップが一部ある
カラーによっては需要に追いつかず在庫切れが多い(特にホワイト)
向いている人
リアルフォース / HHKBのキーキャップの色を変えたい
今回の記事のように、キートップを墨色印字から見やすくしたい
キートップの刻印を かな表記なし にしてスッキリさせたい
刻印をレーザー印刷から、耐久性の高い昇華印刷に変えたい
「R3 カラーキーキャップセット(129キー)」を買ってみての感想
前述していますが、キーキャップの刻印がすごい見やすくなったのが良かったです。
明らかにタイピングミスが減りました。特に夜間。
苦手な記号キーを押すのも早くなったので、タイピングスピードも少し上がったように感じます。
私に墨色印字はまだ早かった・・・。
キーキャップ交換前のブラック一色も渋くて良かったですが、白黒パンダ仕様もカスタムしてる感があって良きです。
キーキャップセットだけで、結構良いPCキーボードが1台買えるほどの値段がしましたけど満足しています。
昇華印刷 フルサイズ(テンキー付き) カスタムパーツ
ローマ字、数字部分のキーだけのカラーキーキャップセット(54キー)もあります。
昇華印刷 英数字のみ カスタムパーツ