こんにちは、エルゴヒューマン使用歴10年以上のSafe Haven(プロフィール、お問い合わせ、@KEF47223925)です。
自宅でテレワークをしている人に、使っている椅子を聞くとよく耳にするエルゴヒューマン。
実は10年以上前からエルゴヒューマンの椅子を使っていました。
「エルゴヒューマン」の約10年間の長期間使用レビューと、新たに買った「エルゴヒューマン プロ」のレビューをします。
エルゴヒューマンの特徴、魅力、デメリット、向いている人などが分かります。
この記事では、エルゴヒューマン公式サイトから画像・情報を一部引用させてもらっています。
メリット | デメリット |
---|---|
調節パーツが多くて体に合わせやすい 腰を支えてくれるランバーサポートが優秀 耐久性のあるメッシュで体が蒸れない 写真映えする見た目 カラバリが豊富 長期間の使用に耐えられる素材と設計 |
価格が高い サイズが大きい 隙間にホコリがたまるので掃除が必要 通気性が良すぎて冬は少し寒い |
色:ブラック / ホワイト / グレー / オレンジ / グリーン / ブルー / レッド
エルゴヒューマン プロの製品紹介
エルゴヒューマンは正式表記すると「Ergohuman」
エルゴ・・・つまりエルゴデザイン(人間工学)に基づいて設計された、人が使いやすい椅子です。
キャッチコピーは「それは、世界中で愛され続けるチェア」
エルゴヒューマンの紹介
エルゴヒューマンは2年半の構想を経て、2005年9月に上海のOA家具ショーで発表されました。
それ以降、世界中で販売され現在では50カ国以上で、その高い機能性と操作性で評価される人気チェアになりました。
日本の家具メーカー関家具が、日本代理店としてエルゴヒューマン公式サイトを公開しています。
オールメッシュ&独立式ランバーサポートが、開発当初からのコンセプトでデザインされました。
エルゴヒューマン シリーズの紹介
エルゴヒューマン シリーズには複数のラインナップが存在します。
2023年3月時点では、以下のモデルとなっています。
エルゴヒューマン シリーズ
- エルゴヒューマン プロ(フラッグシップモデル)
- エルゴヒューマン プロ オットマン(フラッグシップモデル + 足置き機構)
- エルゴヒューマン ベーシック(スタンダードモデル)
- エルゴヒューマン エンジョイ(ベーシックのランバーサポート簡易モデル)
- エルゴヒューマン フィット(ベーシックの少し小型モデル:日本人向け)
- エルゴヒューマン スマート(フィットのヘッドレスト無しモデル)
- エルゴヒューマン スケート(法人向けモデル)
色:ブラック / ホワイト / グレー / オレンジ / グリーン / ブルー / レッド
エルゴヒューマン 座面の素材
メッシュ | モールドクッション | クッション | |
エルゴヒューマン プロ | ○ | ○ | × |
エルゴヒューマン プロ オットマン | ○ | ○ | × |
エルゴヒューマンベーシック | ○ | ○ | × |
エルゴヒューマン エンジョイ | ○ | ○ | × |
エルゴヒューマン フィット | ○ | × | ○ |
エルゴヒューマン スマート | ○ | × | ○ |
エルゴヒューマン スケート | ○ | × | × |
エルゴヒューマン メッシュの違い
エルゴヒューマンのメッシュ素材はに「エラストメリックメッシュ」「3D(ファブリック)メッシュ」の2種類があります。
- エラストメリックメッシュ・・・ポリエステルとエラストメリック(MATREX社製)を編み込んだメッシュ
- 3Dファブリックメッシュ・・・ポリエステル素材に、エラストマー樹脂の強度のある縦糸を通したメッシュ
- ZBメッシュ(スケートのみ)・・・アメリカ製の色鮮やかな耐久性にに優れたメッシュ
大手家具ショールームではエラストメリックメッシュのモデルを置いている所が多く、AmazonのようなECサイトのランキングでも、エルゴヒューマンではエラストメリックメッシュが売れ線です。
公式サイトでは「モールドクッション」と「クッション」は、使い分けをされているので違う物のようです。
モールドクッションは、へたりにくい低反発クッションとされています。
長期間使ったエルゴヒューマンはどれ?
エルゴヒューマン初期型は、現在の「エルゴヒューマン ベーシック」のベースとなったモデルです。
肘掛け部分のクッションが盛り上がっていて、弾力性がかなりあるので判別しやすいです。
現在の「エルゴヒューマン ベーシック」は、少しマイナーチェンジされていて初期型とは若干違う作りになっています。
ですが、エルゴヒューマンの本質的な設計としては同じです。
エルゴヒューマン プロは現在も使っています。
なのでエルゴヒューマン旧型・新型を含めて、13年以上は使っていることになります。(この記事を再編集している2023年3月時点)
エルゴヒューマンを10年以上使ってのレビュー
エルゴヒューマンを13年使った感想は、「エルゴヒューマン プロ」の感想とほとんど同じです。
ですので、「エルゴヒューマン プロ」のレビューを参考にしてもらえればと思います。
右側:エルゴヒューマン(初期型):ヘッドレスト有 赤色
左側:エルゴヒューマン プロ:ヘッドレスト有 黒色
友人はかなり喜んでくれました。大事に使ってくれているようです。
色:ブラック / ホワイト / グレー / オレンジ / グリーン / ブルー / レッド
エルゴヒューマン プロは調整機能が豊富
自分の体に合うように椅子の各機構を調整できる機能が、他メーカーの椅子に比べて非常に優秀です。
いろいろな高級・高価格帯のオフィスチェアを試して座ってきましたが「高機能」という面ではエルゴヒューマンはトップクラス。
「エルゴヒューマン プロ」がどれぐらい調整機能があるかと言うと、
調整機能
- 座面の高さ・前後スライド
- 肘掛けの高さ・左右角度・天板スライド
- ヘッドレストの高さ・角度
- 背もたれ部分(ランバーサポート含む)の高さ
- リクライニング時の硬さ・ロック
- 座面のチルト(前傾・後傾の角度)
ざっと、これだけ調整機能があります。
エルゴヒューマン プロ 通常の前後・横から見た場合
リクライニングを、最大に倒した時の角度はなんと38度。
椅子に座りながら背伸びができてしまいます。
通常時はロッキング仕様で、背中を背もたれにあずけるとスーッと背もたれが倒れていきます。(硬さ調整は後述)
座面の高さ調整
座面の高さは無段階の調整可能。滑らかに動きます。
デスクワークで使う椅子には必須機能。
座面の前後スライド調整
座面の前後スライド約10段階。
太もも裏・膝裏の隙間がかなり変わってくる。
座面の大きさは、標準的な男性の体型だとギリギリあぐらをかけます。
肘掛けの高さ調整・左右角度調整・天板スライド
肘掛けの高さ調整は約10段階。
肘掛けの左右角度調整は3段階。
肘掛けの天板スライド写真は無いですが前後は約10 cm、左右は約5 cmスライドします。
ヘッドレストの高さ調整・角度調整
ヘッドレストの高さ調整は6段階。
ヘッドレストの角度調整は4段階。
背もたれ部分(ランバーサポート含む)の高さ調整
背もたれ部分の高さ調整は4段階。
エルゴヒューマンの最大の魅力 ランバーサポートの位置を変えることができるのは重要。
腰痛持ちが選ぶ椅子との評判はランバーサポートにあります。
リクライニング時の硬さ調整・リクライニングのロック
レバーをクルクル回すことで、背もたれのリクライニングする硬さを無段階で調整可能。
フニャフニャからガッチリまでお好みの硬さにできます。
リクライニングを途中で固定できるロッキングは4段階あります。
座面のチルト(前傾・後傾の角度)
アルミフレーム下部にあるレバーを回すことで、座面後方が上下する仕組み。
(わざわざレバーを出さなくても回せます)
無段階の調整可能。
座面調整・リクライニングのロックに使う操作レバー
座面の高さ、座面の前後スライド、リクライニングのロックは、この操作レバー1本で調整できます。
エルゴヒューマン プロの詳細なサイズ・調整幅
メーカー公式サイトより
「エルゴヒューマン プロ(ヘッドレスト有)」の重さは28.3 kgあります。
「エルゴヒューマン プロ(ヘッドレスト無)」の重さは27 kgあります。
エルゴヒューマン プロのランバーサポート
「エルゴヒューマン プロ」に座ると、腰にあたる出っ張っている部分が独立式ランバーサポート。
エルゴヒューマン最大の特徴。
ランバーサポートが、自然な背骨のS字カーブに近づけて、腰だけでなく体にかかる負荷を軽減してくれます。
背もたれごとランバーサポートの高さ調整ができるので、自分の腰の位置に当てやすいです。
実は、腰痛持ちの人が選ぶ椅子として評判の良いエルゴヒューマン。
「エルゴヒューマン プロ」に深く腰掛けると腰に当たり、姿勢が少し楽になります。
エルゴヒューマンに座り慣れてしまうと、他の椅子に座ると違和感があり、自分としては腰が疲れやすく感じます。
エルゴヒューマンは、耐久性のあるメッシュ素材で体が蒸れない
椅子に座ると、体が触れる部分の全てがオールメッシュ。
熱がこもらず通気性が素晴らしくいいです。汗っかきな人に向いていると思います。
冬以外の季節は快適です。さすがに冬はメッシュだと寒いので膝掛け毛布を使っています。
メッシュ素材は体圧分散にも優れているので、同じ姿勢が多少続いても体が疲れにくいです。
エラストメリックメッシュはかなり強度があり、張り感が絶妙で、しっかりとした座り心地を味わせてくれます。
汗をかいてもウェットタオルで拭くだけでニオイがほとんどつかないのも良い。
10年使ったエルゴヒューマン初期型だと、最後の方はメッシュの張りが少し弱くなっていました。
数年程度ならメッシュの経年劣化はほとんど感じられないでしょう。
エルゴヒューマン プロはカラーが豊富で
オフィスチェアの中では珍しく、かなりたくさんのカラーを選べます。
自分の部屋に合ったカラーの「エルゴヒューマン プロ」を選ぶことができます。
今使っているブラックも好きなんですが、10年使った初期型のレッドの方がオシャレ感はあったと思います。
ブラックは事務的な感じがどうしても若干出てしまう。無難なのですが・・・。
エルゴヒューマン プロは映えな写真を撮りたくなる
「エルゴヒューマン プロ」はサイズが大きいです。デカいです。
部屋に友達・知り合いを呼ぶと、高確率で「エルゴヒューマン プロ」について何か言われます。
高そうな椅子やねー、すごい椅子使ってるなぁなど。
高級チェアならではの圧倒的な存在感を放っているからでしょう。
エルゴヒューマン プロは長期間の使用に耐えられる
「エルゴヒューマン プロ」の素材は、アルミフレーム・樹脂パーツ・メッシュで構成されています。
全体的に堅牢性が際立っている感じです。
椅子としてコアな部分は頑丈なアルミフレームで、体が触れる部分が樹脂パーツなのは、金属のゴツゴツ感・金属特有の冷たさを避けるためなのでしょう。
エルゴヒューマン初期型は約10年使いましたが、アルミフレーム・メッシュの破損は無かったです。
樹脂パーツのキャスターが破損したので新しいキャスターに交換しました。
関家具に問い合わせるとエルゴヒューマン初期型特有の問題で、初期型キャスターは壊れやすかったそうです。
「エルゴヒューマン プロ」、「エルゴヒューマン ベーシック」以降のモデルは改善されたとのこと。
オプションパーツのジャケットハンガーが便利
スーツのジャケットや、シャツ等をかけられる「ジャケットハンガー」
「ジャケットハンガー」はそんなに高くないし、便利そうなので私も買いました。
椅子への取り付けも簡単で、短いプラスドライバー1本で取り付け可能。
シャツやパーカーを脱いだのを一時的にかけておくのに重宝しています。
エルゴヒューマン プロと、エルゴヒューマン ベーシックの違い
公式サイトの情報によると、
プロとベーシックの違い
- エルゴヒューマン ベーシックは座⾯チルト機能が無い
- エルゴヒューマン ベーシックはヘッドレスト形状が違う、ヘッドレストの高さ調整が短い
- エルゴヒューマン ベーシックは背面アルミフレームの形状が違う
の3点が、「エルゴヒューマン プロ」と「エルゴヒューマン ベーシック」の違いです。
座面チルト機能(前傾・後傾)は、あると更に自分の体に合った調整ができます。
「エルゴヒューマン ベーシック」は、やや後傾気味の設計です。
前傾気味で座ることが多い人は「エルゴヒューマン プロ」がおすすめです。
「エルゴヒューマン プロ」のヘッドレストは、肩に触れないような形状になっています。
ヘッドレストの調整域は、「エルゴヒューマン ベーシック」よりも4 cm長く調整できるようになっています。
身長の高い人・座高の高い人には「エルゴヒューマン プロ」がおすすめです。
V字型のアルミフレームは、椅子を背面から見ると「エルゴヒューマン プロ」と「エルゴヒューマン ベーシック」かを、一目見ただけで違いが分かります。
「エルゴヒューマン プロ」はヘッドレスト付近までアルミフレームが伸びているのも特徴です。
椅子としての見た目を求めるなら「エルゴヒューマン プロ」がおすすめです。
色:ブラック / ホワイト / グレー / オレンジ / グリーン / ブルー / レッド
エルゴヒューマン プロのデメリットは2つ
デメリット1:隙間にホコリがたまるので定期的に掃除必須
「エルゴヒューマン プロ」のデメリットも説明しておきます。
オールメッシュなので、メッシュの縫い目に衣服が擦れて、細かなホコリが椅子の隙間にたまってきます。
特にホコリがたまりやすいのは座面の下部分のフレーム。
ぱっと見は、ホコリがあるのは気付かないですが、よく近くで見るとホコリがあるのが分かります。
綺麗な見た目を保ちたいなら、定期的な掃除は必須です。
入り組んでいる箇所にホコリがたまるので、掃除をするにはウェットペーパーが適していると思います。
デメリット2:長年使っているとアルミフレームが曇ってくる
今使っている「エルゴヒューマン プロ」ではまだ感じていないのですが、エルゴヒューマン初期型は経年劣化でアルミフレームの曇り・くすみが結構ありました。
アルミニウム金属に色を塗装していないエルゴヒューマンの弱点でしょう。アルミニウムむき出しは曇りやすいです。
関家具に問い合わせると、研磨剤ピカールで磨くと曇りは綺麗になると聞いて、試したところ綺麗になりました。
が!また1~2年ほど経つとアルミフレームが曇ってきました。
これも見た目を綺麗に保ちたいなら、定期的にピカールでせっせと磨いてあげた方がいいでしょう。
エルゴヒューマン プロのレビューまとめ
メリット、長所
各部の調整機能が優秀で、自分の体に合わせられるようカスタムできる高い機能性
腰痛持ちに評判の、腰と姿勢を支えてくれる独立式ランバーサポート
耐久性のあるメッシュで体が蒸れない
映えな写真を撮りたくなる圧倒的な存在感
カラーが豊富で、自分の部屋に合う椅子を選べる
長期間の使用に耐えられる素材と設計
オプションパーツがオシャレ
デメリット、弱点
値段が高い
サイズが大きい
隙間にホコリがたまるので定期的に掃除必須
長年使っているとアルミフレームが少し曇ってくる
冬はメッシュだと通気性が良すぎて少し寒い
向いている人
腰痛持ち
長時間座っても疲れにくい椅子を探している
仕事/プライベート両方で、くつろげる椅子を探している
ライブ/実況動画配信者で映える椅子を探している
高級オフィスチェアにコスパを求めている
エルゴヒューマン プロを使っている感想
エルゴヒューマン初期型、「エルゴヒューマン プロ」と合わせて13年使ってきましたが長時間座っても疲れにくい椅子だと常々感じています。
新しい商業施設にある映画館のふかふかクッションの客席で、2時間も座るとお尻・腰が少し痛く感じるようになりました。
リモライフでPCデスク環境の写真をよく撮影しますが、「エルゴヒューマン プロ」があると画になります。
これからも度々、写真撮影で登場するかと思います。
カラーは結構迷いました。
無難にブラックにしましたけど、どの色も派手すぎずオシャレなんですよね。
エルゴヒューマン初期型が10年間使えたので、「エルゴヒューマン プロ」も10年程度使えると期待しています。
今現在、2年以上使っていますが新品時から劣化や変化はほとんど感じていないです。
かなりの出費でしたが、買って良かったと満足しています。
色:ブラック / ホワイト / グレー / オレンジ / グリーン / ブルー / レッド
高級チェアですが、長い目で見ればコストパフォーマンスは高いです。
13万円で買ったとして10年使えば年間1.3万円です。1日35.6円。(※2023年5月時点の価格計算)
よくライバルにあげられる「アーロンチェア リマスタード」は20万円以上します。
オットマン(足置き)が付いたモデルで「エルゴヒューマン プロ オットマン内蔵型」もあります。
テレワークで疲れた体をリラックスさせたいならオットマン付きがいいかもしれません。
色:ブラック / ホワイト / グレー / オレンジ / グリーン / ブルー / レッド