リモートワーク

リモートワークに向いている人・向いていない人【文章が読めないBY】

2023年5月3日

チャットに書いてある文章の意味が分からなくて悩む人

謎解き統計学 | サトマイさんが、YouTubeでリモートワークの統計・自身の経験を紹介

謎解き統計学 | サトマイさんとは?

YouTubeチャンネル「謎解き統計学 | サトマイさん」トップページのスクリーンショット

YouTubeチャンネル「謎解き統計学 | サトマイさん」は、確率・統計を使って世の中の謎を解く「リアル謎解き」を体験していただく、教育エンターテイメント番組。

サトマイさんことサトウマイさんは、ビジネス統計学の専門家で、マーケティングリサーチャー。
総務省からの依頼で、幾度となくセミナーを開催。

著書に「はじめての統計学 レジの行列が早く進むのは、どっち!?」があります。

SNS活動では「サトマイ@統計のおねぇさん」としてTwitterをされています。

フルリモートワーク歴6年。(コロナ禍より以前に導入していた)
自身の経験・統計データから、リモートワークを鋭い角度で分析してくれています。

以下、YouTube動画の大まかな書き起こしです。

Safe Haven(セーフヘイブン)です。PCデスク環境のアップデートにハマっています。

 リモートワークのメリットと副作用

マイクロソフト(アメリカ国内)によるリモートワークの研究結果

Microsoftの自社ビルの外観(ロゴ表記あり)

  • 働き方の柔軟性は上がったが、仕事量が増えた人もいる
  • 2020年3月以降、平均労働時間が約1時間増えた
  • 在宅勤務が増えた影響で、夜間に仕事をする人が増えた
  • ホワイトカラー層は、2020年の終わりにミーティング量が2倍に増えた(2021年以降も増えている)

リモートワークのメリットは多々ある

ソファーでくつろぎながら、テレワークで仕事をする若い女性(ストレスフリー)

マーケティング、プログラミング、会計、エンジニアリング、ファイナンス、セールスなどの業種・仕事内容がリモートワークに特に向いている。

リモートワークを平均で週2日実施にすると、どの分野でも生産性は上がった。

他には、

  • 仕事の達成度が上がる
  • 離職率が下がる
  • 仕事の満足度が上がる
  • ストレスレベルが下がる

など、テレワークのメリットは多い。

リモートワークの副作用

孤独感に耐えるのが限界にきている若い男性(悲しげな表情)

  • リモートワークが増えすぎるとチームの結束が弱くなる
  • 同僚とのなにげない情報交換が減る
  • 在宅勤務で上司がうるさく管理し始めると失敗する
  • 集中力や孤独感の面で在宅勤務が無理な人もいる
  • 無駄なミーティングが増えて労働時間が増える(特に管理職)

かんたん統計まとめ(共通結果)

複数人のビジネスメンバーで統計チャートを念入りに分析している

  • リモートワークには適正がある(会社や仕事内容や人による)
  • 超優秀な人はリモートワークでいいが、それ以外の人は基本的に出社する方がいい
  • 週1~2日程度のリモートワークがちょうどいい

リモートワークのコツ4選

1. 複雑な仕事を抱えている人、解決すべき問題の量が多い人(CxOなど)はリモートワークに向いている

ビジネス成功者の風格があるCEO

邪魔が入りにくいおかげで能率が上がる。

※CxOとは、CEO(最高経営責任者)、CTO(最高技術責任者)など会社内での重役。

2. 超優秀な人はリモートワークに向いている

優秀そうな30代の男性サラリーマンが、スマホで取引先に電話をしている

超優秀な人以外は出社した方がいい。

サラリーマンは週の半分以上はオフィスにいないと、同僚との関係が悪化する可能性がある。

昇進率が低下するデータもある。

3. マイクロマネジメントはNG

部下の仕事に睨みをきかす厳しい上司

上司がうるさく管理することは、リモートワークでもオフィスでもするべきではない。

ある程度は個人に裁量権を持たせて、取り組む仕事の順番を選べたり、コントロールできたりするように自治の感覚を持たせる。

4. 仕事とプライベートの境界を分ける

仕事の時間が終わって、プライベートを楽しもうとする若い女性

人が仕事に向かうタイプは2種類ある。

統合タイプ

仕事とプライベートの境界があいまいなタイプ。

家に仕事を持ち込んでもわりと苦にならない。仕事中に公共料金の支払いに行ったりする。
家族の写真をデスクに飾ると満足度が上がる。

分割タイプ

仕事とプライベートの境界をがっつり分けるタイプ。

家に仕事を持ち込むとイライラする。
仕事用とプライベート用のPCを分けたり、在宅勤務の時は仕事着とプライベート着を分けると良い。
リビングではなく仕事部屋をきちんと作るのも良い。

統合タイプ、分割タイプどちらも「仕事とプライベートな時間には、明確な境界を作った方が生産性や満足度は上がる」

2022年11月に、Twitter社のイーロンマスク氏がリモートワーク原則禁止にしたのはある意味正しそう

Twitterのアイコン

今回のデータは海外のものなので、そのまま日本に適用していい訳ではない。

サトマイさんはフルリモートワーク歴6年。
リモートワーク最高!出社する通勤時間が無駄すぎて絶対にイヤ!
国から委託を受けて、中小企業へのリモートワーク支援、DX支援のアドバイスをしていた。

その経験から「リモートワークが向いていない人と仕事」を以下に説明。

リモートワークが向いていない人と仕事

教育が必要な人・仕事は、リモートワークに向いていない

何の仕事をしていいか分からない新入社員

既に何らかのスキルを持っている・教育が必要のない人はリモートワークに向いている。

教育が必要な人に関しては、リモートワークでは限界がある。

文章が読めない・文章が書けない人は、リモートワークに向いていない

slack(ビジネスチャット)で難しい言い回しのメッセージが届いて、理解に苦しむ若い会社員

リモートワークではビジネスチャットが重要になってくるので、テキストコミュニケーション(文章を読む・書く)が得意ではない人は、リモートワークに向いていない。

「空気が読めないKY」よりも「文章が読めないBY」の方が仕事を進める上で致命的。

まとめ

ビジネス統計学の専門家である「謎解き統計学 | サトマイ」さんから見たリモートワーク。(海外のデータを主に参考)

リモートワークのメリットと副作用をストレートに分析されています。
リモートワークには適正がある、週1~2日程度のリモートワークがちょうどいい、は納得する人が多いんじゃないでしょうか。

リモートワークに向いている人・向いていない人もシビアに分析。

リモートワークでは「空気が読めないKY」よりも「文章が読めないBY」の方が致命的、は名言でした。

テレワーク系の良い動画があれば、またリモライフで紹介していきます。

 

謎解き統計学 | サトマイさんのYouTube動画