どうも、ロジクールのWebカメラ5台目のヘタリティ(プロフィール、お問い合わせ、@KEF47223925)です。
オンライン会議で、自分の映りがなんだか暗い――。
そんな小さな違和感が、相手の印象を左右しているかもしれません。
「ロジクール BRIO 700(C1100)」は、そんな悩みを解消するために生まれた4K対応Webカメラ。
4Kはデジタルズームをしても画質があまり荒れず綺麗。
AIによる明るさ補正とオートフレーミングで、どんな環境でも“顔がきれいに見える”映像を自動でつくってくれます。
実際に使ってみると、照明をいじらなくても表情が明るくなり、会話の雰囲気まで変わる感覚がありました。
今回はそのリアルな使用感を詳しくレビューしていきます。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 暗所や逆光でも肌が綺麗に映る マイク性能が優秀で音質がとてもクリア 傾けるだけで手元資料を自動反転 プライバシーシャッター内蔵 視野角や画質を細かく設定できる |
Windows Hello(顔認証)に非対応 純正USBケーブルは太くて目立つ 価格が高め |
「ロジクール BRIO 700(C1100)」の特徴
4K高画質とAI補正で自然な明るさに
「ロジクール BRIO 700(C1100)」は、まるで“照明を足したように映える4K対応Webカメラ。
AIによる自動明るさ補正がシーンを瞬時に最適化し、逆光や暗部でも顔を自然に明るく引き立てます。
細部までくっきり映し出す高精細センサーにより、肌の質感や光沢もリアル。
オンライン会議でも「映像きれいですね」と言われる仕上がりで、自分の印象をひとつ上のレベルへ引き上げてくれます。
※ZoomやTeamsでは相手に届く解像度は1080pまでですが、デジタルズーム時の鮮明さには4Kの恩恵がしっかり現れます。
ノイズ抑制マイクで声もクリアに
「ロジクール BRIO 700(C1100)」は、デュアルビームフォーミングマイクを内蔵し、周囲のノイズをAIがリアルタイムで解析・抑制。
キーボード音や空調の低音をカットしつつ、声の明瞭さだけを際立たせます。
まるでスタジオ収録のようなクリアさで、相手に“聞きやすい人”という印象を残せるのが強み。
マイクを別途用意しなくても十分に通用する音質です。
画角変更・ズーム対応で柔軟な構図づくり
「ロジクール BRIO 700(C1100)」は、65°・78°・90°の3段階画角切り替えとデジタルズーム(最大4倍)に対応。
背景を広く見せたいときも、自分だけをしっかり映したいときもワンタッチで調整できます。
視線や印象をコントロールできるので、プレゼンではプロっぽく、雑談では親しみやすくと使い分けが自在。
映像の“見せ方”までデザインできる柔軟さが魅力です。
AIオートフレーミングで動きも自動追尾
「ロジクール BRIO 700(C1100)」は、AIによるオートフレーミング機能を搭載。
カメラが自動で顔や上半身を認識し、常にバランスよくフレームの中心へと調整してくれます。
動いてもピントを外さない高速オートフォーカスで、プレゼン中の身振りや表情もくっきり。
手動操作なしで“映りのいい自分”をキープできるので、オンライン会議でも一段上の存在感を放てます。
MXシリーズらしい上質な質感
「ロジクール BRIO 700(C1100)」は、MXシリーズらしい上質な質感と操作性をそのまま受け継いだフラッグシップWebカメラ。
アルミ調のマットボディはインテリアにも自然に溶け込み、デスク全体の印象を引き締めます。
ケーブル一本でセットアップできる手軽さに加え、安定感のあるマウント構造で角度調整もスムーズ。
毎日のオンライン会議を“高級デバイスで整える”感覚が味わえます。
「ロジクール BRIO 700(C1100)」のスペック
| ロジクール BRIO 700(C1100) | |
|---|---|
| 解像度 / fps | 4K/30fps : 最大3840 x 2160px 1080p/30、60fps 720p/30、60、90fps |
| 対角視野(dFoV) | 90° / 78° / 65° |
| デジタルズーム | 最大4倍 |
| 画像センサー | 850万画素 (8.5MP) Sony STARVIS |
| レンズタイプ | ガラス |
| 内蔵マイク | デュアル ビームフォーミング マイク ノイズリダクション マイク集音範囲:最長1.2 m |
| 内蔵プライバシーシャッター | あり |
| 本体サイズ、重さ | 高さ44 x 幅98 x 奥行き52 mm 重量: 137 g |
| マウントクリップのサイズ、重さ | 高さ20 x 幅38 x 奥行き45 mm 重量: 39 g |
| 三脚への取り付け | 可能(標準¼”インチ) |
| ケーブル長 | 1.5 m |
| 対応OS | Windows / macOS |
| 独自ソフトウェア | Logi Options+ G HUB |
| カラー | グラファイト ペールグレー |
| メーカー保証 | 1年間 |
| 付属品 | マウントクリップ(着脱式) USB-C to USB-Cケーブル |
| セットアップガイド(取扱説明書) | 公式サイト |
| 価格 | Amazonで見る |
「ロジクール BRIO 700(C1100)」の外観
「ロジクール BRIO 700(C1100)」の外箱。
BRIOシリーズの最上位モデルだけあって、少し高級感推し。
同梱品
同梱品
- Webカメラ本体(マウントクリップ付き)
- USBケーブル(C to C、1.5 m)
- 紙類、保証書
Webカメラ本体
「ロジクール BRIO 700(C1100)」の外観。
まず気付くのが「サイズが結構大きいな…」
今回かなり進化ポイントが多いんで、本気サイズになってます。
前後左右から撮影。
本体背面には接続用USB-Cポート。
本体とマウントクリップはマグネットで接続されています。
外すと本体側に三脚穴があります。
マウントクリップは今まで見てきたWebカメラの中で一番可動域が広く、調整もしやすい。
液晶モニター背面と接する部分は、粘着性があり簡単にズレない。
レンズの縁を軽く回すと、プライバシーシャッターのオン・オフ。
物理的にカメラで撮れなくできます。
カシャン!と閉まってカッコいい。
その他の付属品
USBケーブル(C to C)は結構太めでしっかりした作り。
紙類に取扱説明書は付いていないので、公式サイトでチェックしましょう。
サイズ、重さ
「ロジクール BRIO 700(C1100)」をPCに取り付け
液晶モニターに取り付け
32インチ液晶モニターに取り付けました。
デュアルディスプレイなので左側端にセッティング。
取り付けた裏面。
液晶モニターにLEDテープライトを貼っているんですが、問題なく取り付けできました。
純正のUSBケーブルを繋ぐと、やっぱり太いなぁと感じます。
マウントクリップの可動域が非常に広く、左右方向は360度回転OK。
手前に約90度倒すと、デスクの資料を写しやすいショーモードにできます。
USBケーブルを少し細くて柔らかいものに変えると、取り回しがしやすくなりました。
USBケーブル(C to A)でも問題なく動作確認済み。
薄型ベゼルでもマウントクリップは画面に被らず、問題ありません。
ノートPCに取り付け
ノートPC(13インチ)に取り付けてみました。
なかなかの存在感。
マウントクリップが優秀なので、前後の角度にも対応でき問題なくセッティングできます。
取り付けた裏面。
ノートPCでも問題なく取り付けできます。
薄型ベゼルでもマウントクリップは画面に被りません。
三脚に取り付け
マウントクリップを外して、本体を「ミニ三脚」に取り付けてみました。
液晶モニター、ノートPCに固定して取り付けないので、設置の自由度が上がります。
セミナー、研修などに向いているスタイル。
「ロジクール BRIO 700(C1100)」のカメラ画質
Logi Options+
「Logi Options+」は、カメラを自分好みに設定できる無料の専用アプリです。
最大のメリットは、画質の細かなカスタマイズです。
明るさや色温度、視野角(90 / 78 / 65度)を直感的に調整でき、自分を一番綺麗に見せる設定を保存できます。
また、フレーミング機能「RightSight」の動作設定にも不可欠です。
マウス等と一括管理できるため、ロジクール製品愛好家には必須の**「デバイスの司令塔」**といえるツールです。
※「G HUB」アプリでもRightSight以外の設定はできます。
カメラ画質
自宅デスク環境で、自分を各画角で撮ってみました。
4K画質(3840 x 2160)で撮影。
AI補正で明るく、自然な発色、シャープで、綺麗な写りです。
照明を追加しなくても、肌のトーンが自然に整うのを感じました。
顔にオートフォーカスが合いつつ、背景はあえて少しボケを残しているのが高級Webカメラっぽい。
4Kなのでデジタルズームをしても、荒い画質になりにくいのが最大のメリット。
他のWebカメラと画質比較
以下の3製品と画質比較。
- ノートPC「Lenovo ThinkBook 13x Gen2」
- 廉価Webカメラ「ロジクール BRIO 100」
- 旧:最上位Webカメラ「ロジクール BRIO C1000eR」4K画質 画角90°、デジタルズーム5倍
旧:最上位Webカメラ「ロジクール BRIO C1000eR」と写りは似ています。
ワントーン明るい、自然な発色、シャープさも一段増しで、「ロジクール BRIO 700(C1100)」の方が良い画質に見えます。
「ロジクール BRIO 700(C1100)」とノートPCを画像比較。
肌の明るさ・質感、髪の毛、椅子の輪郭、部屋の空気感など…全然違いますね。
その他の機能
オートフレーミング機能「RightSight」
人の顔を認識し、自動で追尾してくれる便利機能。
オートズームしてちょうどいい画角内に顔を入れてくれつつ、オートフォーカスもされるので顔の表情を捉えやすかったです。
プレゼンやレッスンなど、“動きながら話す人”を中心にオートフレーミング対応カメラが広がっています。
※Logi Options+に設定オン・オフあり
デスクの資料を見せる「ショーモード」
カメラを90度ほど前に倒すと映像を自動反転してくれて、デスクの資料や物を見せるのに便利です。
オンライン授業やデザインのチェックなどに向いています。
最近の気の利いているWebカメラだと付いている機能。
※Logi Options+に設定オン・オフあり
「ロジクール BRIO 700(C1100)」のマイク音質
音を再生できますが、大きめの音量なので注意してください。
マイク音質
Webカメラのマイク音質とは思えないほどクリアに感じます。
「周囲のノイズをAIがリアルタイムで解析・抑制」とありましたが、AI効果が本当にスゴイ。
部屋の反響音もかなり減ります。
オンライン会議ぐらいならマイクを別に用意する必要はないでしょう。
他のマイクと音質比較
以下の4製品と画質比較。
- ノートPC「Lenovo ThinkBook 13x Gen2」
- 廉価Webカメラ「ロジクール BRIO 100」
- 旧:最上位Webカメラ「ロジクール BRIO C1000eR」
- 単体USBマイク「SHURE MV7+」
ノートPC:Lenovo ThinkBook 13x Gen2
ロジクール BRIO 100
ロジクール BRIO C1000eR
USB高音質マイク:SHURE MV7+
「ロジクール BRIO 700(C1100)」の音質は、旧:最上位Webカメラの「ロジクール BRIO C1000eR」に近いです。
さらに部屋の反響音がかなり抑えられているので、ワンランク以上の進化を感じます。
まとめ:「ロジクール BRIO 700(C1100)」レビュー
総合評価 (4.5)
メリット、長所
大型センサーで暗所や逆光でも肌が綺麗
マイク性能が優秀で音質がとてもクリア
カメラを傾けるだけで手元資料を自動反転
プライバシーシャッターで物理的に撮影ガード
Logi Options+で画角や画質を細かく設定可
デメリット、弱点
Windows Hello(顔認証)に非対応
純正USBケーブルは太くて目立つ
価格が高め
向いている人
窓際や暗い部屋でオンライン会議をする機会が多い人
「映りの良さ」を信頼感に繋げたいビジネスパーソン
手元の資料や作品をカメラで見せたいクリエイター
MXシリーズのマウス等と設定を一括管理したい人
「ロジクール BRIO 700(C1100)」を使ってみた感想
「部屋が暗い」「画角が調整しにくい」といった毎日の小さなストレスを、「ロジクール BRIO 700(C1100)」はすべて解消してくれます。
3万円という価格は安くありませんが、「毎日使う仕事道具」としての完成度は間違いなくトップクラス。
4K対応の真価はズーム時にあります。
顔をアップにしても画質がボヤけず、髪の質感までクリアに届けられるのは4Kならではの余裕です。
Windows Hello(顔認証)がないのは不便ですが、一度この画質を体験してしまうと、ログインの手間よりも『綺麗に映るメリット』の方が遥かに上回ります。
純正USBケーブルは太くて取り回しがしづらいので、使いやすいUSBケーブルに変えるのがオススメ。
いかにも高級Webカメラという見た目で、オンライン会議のモチベも上がります。
カメラを替えるだけで、映像の印象はここまで変わる。
オンラインで人と向き合う時間が多いほど、この差の価値を実感します。
とにかく安く!画質と音質のコスパを求めるなら「ロジクール BRIO 100」がオススメ。
-
-
ロジクール BRIO 100 レビュー|高画質・高音質でリモートワークを快適に
続きを見る



































